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冷蔵庫の「なんかクサい」をたった7分半で消し去ったすごすぎるアレ

ライフスタイル

気になるけどなんとなくそのままにしがちな冷蔵庫のニオイ。ちゃんと対策をしているのに気になる場合、脱臭・消臭アイテムのチョイスを失敗しているかもしれません。今回は、脱臭力について定評の高い、炭を使った商品を比較。一番効果の高いベストアイテムを探します。

木村 大介/Test by LDK編集部

定期的な消臭・脱臭剤の使用が予防や対策に有効です!

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魚に野菜、古い食材などが発する冷蔵庫のニオイに対し、普段から何かしらの工夫をしている人も多いでしょう。例えば、古い食材はできるだけ置かない、密閉度の高い保存容器を使う、拭き掃除をこまめに行うetc. けれど、いちばんお手軽で即効性が高いのは、やっぱり“しっかり効く消臭・脱臭剤”を置くことです。

でもどれを選んだらいいかなんて、はっきりわかりませんよね。

冷蔵庫臭の正体は食品と雑菌の混ざったニオイ…

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多くの食材が集約される冷蔵庫。この冷蔵庫のニオイは、肉・魚・チーズなどの「食品臭」と、野菜の水分や料理の汁こぼれを栄養にして増えた菌から出る「雑菌臭」が混ざって生まれています。

このニオイに効果的なのが、“炭の力”なんです。

脱臭の秘密は活性炭にあり!でも活性炭ってなに?

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“活性炭”は耳にしたことがあると思いますが、これはどんなモノなんでしょう?

活性炭とは、ニオイの吸着性を特に強めた炭のことをいいます。通常、炭には小さな穴(微細孔)が無数にあり、この数多くの微細孔がニオイ成分を吸着するので脱臭効果を発揮します。

その炭をさらに細かい微細孔を持つように加工されたものが活性炭です。

活性炭の微細な穴がニオイ成分を閉じこめる!

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ニオイは種類によって、成分の粒子の大きさが違います。そのため、炭の微細孔のサイズが小さすぎるとニオイ成分が穴に入ってこられません。逆に大きすぎるとせっかく入ったニオイ成分がまた出ていってしまいます。

消臭したいニオイにちょうどいいサイズの微細孔がたくさんある活性炭ほど、効果も高くなるわけです。ちなみに炭でのニオイ対策の場合、ニオイ成分を化学的に消す“消臭”ではなく、くっつけたり閉じ込めて感じなくさせるため、“脱臭”という言葉を使用します。

黒炭と白炭で得意なニオイが違います

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参考までに覚えておいて欲しいのが、炭には“黒炭”と“白炭”がある点。そしてこの2つは、それぞれ脱臭に得意なニオイが違う傾向があるんです。

たとえばアウトドア用の炭。これは黒炭が中心で、低温で炭化させたもの。これに対して備長炭は白炭で、1000度から1300度の高温で炭化させています。その結果、黒炭は酸性で白炭はアルカリ性という違いができます。

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写真/PIXTA

そして、酸性の黒炭はアルカリ性のニオイの脱臭効果に優れており、アルカリ性の白炭は酸性のニオイの脱臭効果に優れている傾向があります。

[アルカリ性の匂い]
肉や魚の生ゴミ、トイレ周り
[酸性のニオイ]
汗などの体臭、野菜の生ゴミなど酸っぱいニオイ

微細孔のサイズに加え、炭の性質によっても消臭効果が違ってくるんですね。

炭を使った脱臭剤チップとゲル、どっちがいい?

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活性炭の脱臭効果はわかりましたが、形状による違いはあるのでしょうか? 市販のものを見てみると、チップ状やゲル状のものがあります。

チップ状の活性炭を使ったものは、細かいほど空気に触れる表面積が広くなり、脱臭効果は強くなります。

また、上の写真のような炭の微粉末の炭をゲルに閉じ込めたものは、使用していると徐々に小さくなって使い終わりを判断する目安になるところがメリットです。ただ、製品によってゲルに混ぜ込む炭の種類や濃度に違いがあり、消臭効果が弱いものもあります。

しっかり効果を発揮する消臭剤の選びのポイントは3つ

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写真/PIXTA

ここまで炭の話をしてきましたが、それでは実際に脱臭剤を選ぶときのポイント見てみましょう。いろんなメーカーの製品があって、どれを選べばいいか迷いますよね。

選ぶポイントは次の3つです。このポイントを押さえているかどうかで、冷蔵庫のニオイが変わってきますよ。

[ポイント1:活性炭を十分に使っているか]
もっとも脱臭効果を左右するのが活性炭の量です。活性炭の分量を確認しましょう。

[ポイント2:チップ状のほうが即効性アリ]
ゲル状のものよりも、チップのほうが即効性があり、脱臭力も強力です。

[ポイント3:替え時がわかりやすいのはゲル]
チップタイプは見た目で使い終わりがわかりませんが、ゲル状の炭は小さくなっていくので交換時期の目安になります。

以上のポイントをふまえつつ、冷蔵庫消臭剤3製品を検証しました。

気になる冷蔵庫に早く効くのは?消臭速度をプロと計測

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プロと編集部がタッグを組み、実際に冷蔵庫用の消臭剤3製品を徹底的にテスト。イヤ~なニオイを撃破してくれる製品を探しました。

今回はサバの切り身を使い、冷蔵庫に充満させた生臭さが消えるまでの消臭速度を計測しました。

[検証方法]
①切り身を入れた箱を冷蔵庫に入れて放置
②臭気強度が4.0になったら、消臭剤をイン
③臭気強度が2.0に下がるまでの時間を計測

テストした冷蔵庫用の置き型脱臭剤は全部で3製品。「昔ながらのド定番」や「CMが面白いあの製品」、さらに「庶民の味方100均で買える格安品」のうち、どれが消臭パワー最強だったのでしょうか?

それでは気になるテスト結果を発表します!

7分半で悪臭消滅!活性炭パワーが絶大のキムコ

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小林製薬
キムコ 冷蔵庫用脱臭剤(113g)
購入価格:195円
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1位を獲得したのは、小林製薬の「キムコ」です。 サバの強烈な生臭さが、キムコを入れてからたったの7分半で跡形もなく消えました。

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