大阪のルブタン好きの集まるバーをマツコが深掘り。セレブな世界観にもはやジェラシーを感じない展開へ。
6日放送の『マツコ会議』(日本テレビ系)では、大阪宗右衛門町にある世界的ハイブランドのルブタンの靴を集めたBARの常連を深掘り。マツコ・デラックスの興味を一番惹いたのは、見た目からしてキャラの濃い父娘だった。
■女性の憧れ「クリスチャン・ルブタン」
クリスチャン・ルブタンとは、赤い靴底で知られる世界的ブランドで、一足10万円超えも珍しくないハイブランド。1991年創業で歴史はまだまだ浅い。
マツコ曰く、日本で人気が出たのは「ここ10年」だという。ユーザーについては「自分の評価が高い人か冷静さを失った図々しい人」と評価。
そんなルブタンを愛する人たちが集まるレッドソールバーに潜入。常連たちに話を聞くと、お金持ちから貢がれる北新地のキャバクラ嬢たちや、瞬間接着剤を発明した祖父を持つ自称ニートのお嬢のような、セレブな世界の住人たちが揃う。
■ルブタン好きの父娘を深掘り
マツコが常連客の中でもっとも気になったのは、輸入車の販売と和食屋をやる父と、専業主婦をする元レースクイーンの娘。ルブタンを40,50個も所有するという父のルブタンの履きこなしっぷりに思わず、マツコが叫ぶ。
「これがルブタンだ、この野郎!」
娘のルブタン好きは父の影響が大きい。「高校生の時にファーストルブタンを買ってもらった」と娘が言えば、マツコが「それは罪」と断じる。
「パパ甘やかしたねえ。これはお父さんのせい。娘はお父さんが生きてる間は、ルブタンを買ってもらう権利があるわね」
そんな父のSNSを眺める時間も設けられた。19歳の時から毛皮のコートを着ていたことが判明すれば、マツコも思わず褒める。
「こんなお父さん、面白くていいわ。娘いい家に生まれたわよアンタこれ。文句のつけどころがないわね。ルブタンを買うってのはこういうことなのよ。なけなしの金で買うものではない」
ルブタンを買う人たちとは、生きる世界の違いを感じるばかりだった。
■視聴者の反応は棘のあるものばかり
今回のルブタン好きのエピソードに対して、視聴者の反応はトゲトゲなものばかりだ。
■嫉妬心ゆえか
「品がない」「教養が感じられない」突き刺すような言葉が投げられ、殺伐とした空気が漂う。最終的には、ルブタンというブランドのイメージすらディスる声まであった。
ルブタンが欲しくてたまらないのに、それを手に入れているのが気に食わないというわけではないように感じられる。コンビニでお菓子を買う感覚で、十数万円の靴を買える人たちへの嫉妬心が燃えていた。
ただ上級階級に生まれただけで、それだけの富を享受する存在がいることへの苛立ちは、共感できる人も多いだろう。別世界の人間だと割り切ってしまったほうが、精神衛生はよさそうだ。
(文/しらべぇ編集部・モトタキ)