毎日届くDMやレシートなど、私たちの生活には個人情報があふれています。さて、それらの処分はどうしていますか? 防犯意識の高い人は、シュレッダーにかけて捨てているかもしれません。でもそれって、かなり面倒…。そこで利用したいのが、簡単に個人情報を隠せるセキュリティスタンプ。今回は、個人情報保護スタンプ20製品を厳選。2万回以上スタンプしまくって徹底検証し、最新ランキングにしました。
360.life編集部/Test by LDK編集部
個人情報保護スタンプはラクに個人情報を守ってくれます
個人情報の漏洩というと何やら大ごとに聞こえますが、身近なところでも起こり得ること。例えば、日常的に出すゴミを漁られるだけでも、封筒やDMの残骸などから、名前や住所がバレてしまうかもしれません。
その結果、さらにDMが増え、詐欺被害に巻き込まれたりする可能性だってあるんです。
そこで、おすすめするのが「個人情報保護スタンプ」。他人に見られたくない個人情報を塗りつぶす、いわば「目隠しスタンプ」です。
特殊インクを使用し、印字された文字を隠すための専用スタンプで、押すだけの手軽さと、そのまま捨てても読みとれない防犯力の高さが特徴なんです。
ラクに情報を守れるのは?個人情報保護スタンプの選び方
一口に個人情報保護スタンプといっても、スタンプやローラー、フタの有無など、いくつかの特徴があります。
ローラーは消したい部分に転がすだけで、個人情報を簡単に隠せるのでおすすめ。スタンプも押すだけなので楽チンですが、一度の押印では消しきれずに何回か押すことがありました。
のりは、塗って貼ってと二度手間になり、ちょっと面倒かもしれません。
また、押し付けると印面が出るバネタイプや、使う前にノックして印面を出すノックタイプは、片手で押すだけなので手間いらず。ただ、フタのつけ外しがあるタイプは、やや手間を感じました。
つまり、一度で消せるローラーで、すぐに使えるフタなしタイプがベスト! イライラすることなくササッと情報を隠せますよ。
以上が選び方のコツですが、ぶっちゃけコスパも気になりますよね。
我らが100均とメーカーの個人情報保護スタンプを比較したところ……、
インクの濃さも回数もメーカーが圧勝でした。
製品によっては、4000回以上の差が出たものもありました!
個人情報保護スタンプの4つのウワサ、検証しました
個人情報保護スタンプについて、真しやかに囁かれているウワサがいくつかあります。でもそれって本当? 早速、事実を究明しました。
[ウワサ1]インクが水で流れるらしい……
スタンプを押したはがきを30秒水に浸したところ、インクが流れることはありませんでした。ただ、のりは乾く前に濡らすと流れてしまうので、注意が必要です。
[ウワサ2]牛乳 + オリーブオイルを塗るとインクが消えるらしい……
牛乳とオリーブオイルを温めたタオルに染み込ませ、それで紙をポンポンしたところ、紙がボロボロになっただけでした。もちろん、インクは落ちませんでした。
[ウワサ3]光にかざすと下の文字が透けるらしい……
蛍光灯と太陽光で検証しましたが、どちらも目隠しした場所は見えませんでした。
[ウワサ4]洗剤につけるとインクが白くなるらしい……
油汚れを落とす住宅用洗剤に浸けてみましたが、まったく色落ちしませんでした。下の文字が見えることもありませんでした。
検証の結果、ウワサは全部ウソでした!
ウワサに惑わされていた人は、安心して個人情報保護スタンプを使ってみてくださいね。
個人情報保護スタンプ20製品プロとガチ検証しました
個人情報保護スタンプにまつわるウワサが全部ウソと安心したところで、ガチ検証を開始!
編集部厳選20製品について「消しやすさ」「使いやすさ」「速乾性」「コスパ」の4項目を文具のプロと主婦モニターの協力を得て検証しました。
[テスト1]消しやすさ:45点
下の文字をしっかり隠せるインクの濃さか、情報を消しやすい幅か、明細書・ハガキ・DM・レシート・ざら紙の5種類に使えるかをテストしました。
[テスト2]使いやすさ:30点
製品本体の大きさや形は適切で持ちやすいか、前後の動作にムダがなく、ラクに使えるかをチェックしました。
[テスト3]速乾性:10点
インクの乾きについて、手につかなくなるまでの時間を調査し、すぐ・10秒・20秒・30秒・40秒・50秒以上の6段階評価で採点しました。
[テスト4]コスパ:15点
インクが尽き果てるまでひたすら押し、住所が隠れたもののみカウント。消せた住所の件数を価格で割り、1回あたりの価格を算出しました。
以上、4つのテストを合計100点満点で採点し、評価しました。今回はプロの意見を重視して採点しています。
ご協力いただいたのはこちらの方々です。
主婦モニター
主婦ならではの目線から消しやすさと使いやすさを検証。毎日使うからこその意見も参考にしました。
それでは「スタンプ」「ローラー」「バラエティ」の各部門ごとにランキング形式でご紹介します! なお、ご紹介する製品の価格は購入当時の価格であり、変動している可能性があります。