ダイニングの奥に畳のスペースがつくられている。
キッチンからも豊かな緑を眺めることができる。
エントランスの上部、キッチンの外側につくられたベランダ。この場所でバーベキューをすることも。
ダイニングからベンチがぐるりとめぐりベランダ近くまで続く。壁・天井には土佐和紙が貼られている。
逗子という土地を選んで東京から越してきた老子一家。8月にこの家での暮らしが1年を迎えるという。
「もともと外が好きでよく外に出るんですが、越してきてからさらにすぐに外に出るようになりました」という老子さん。夜はエントランスの上部につくられたベランダに出てコーヒーをよく飲むという。「ほんとうに想像以上の家に住めて楽しいし、楽しんでいます」との言葉からは、「この地での家づくりは大成功だった」との思いがにじみ出ているように感じられた。
縁側であり、また“外にある居間”でもあるような空間。
正面ファサード。白壁の部分にはガルバリウム鋼板が張られている。
老子(おいご)邸
設計 acaa
所在地 神奈川県逗子市
構造 木造
規模 地上2階
延床面積 180.99m2