ブルドック？オタフク？日本全国のソースで一番旨いやつ、決定しちゃいます！［ソース34選］

ソースといえば、揚げ物や粉物には欠かせない調味料。定番ブランドが根強いなか、実はいま、ソース売り場はひと棚占領するほどのラインナップが揃ってるって知っていましたか？

しかも、中濃、ウスター、とんかつ、お好み焼き・その他など、バラエティに富んだ製品がたくさん存在します。それくらい、ソース売り場がアツイいんです！

ということで今回は、激ウマな1本を見つけるべく、「ソース」についてテストしてみることに。大手メーカーからスーパーなどで手に入る34製品を食のプロが食べ比べて、味はもちろん、料理の相性などを検証しました。

結果はジャンル別にランキングで発表しますので、美味しいソースが知りたい人、ソースの使い道を知りたい人、ちょっといいソースの種類を知りたい人、ぜひチェックしてみてください。

＜外部サイトでご覧の方へ＞
見出しなどのレイアウトが崩れている場合があります。正しいレイアウトはthe360.lifeオリジナルサイトをご確認ください。

ソース34製品のテストを行う前に、まずはソースの基本について学びたいと思います。ということで、知らなきゃ損なソースの疑問を3つご紹介します。

一見区分がわかりづらいソースですが、JASで規定があり図のような粘度や繊維質量の傾向によって分類されます。

ウスターソース類は大きく3つの区分に分かれますが、ベースは全てウスター。とんかつソースはトロッとして繊維質も多めです。

お好み焼きやたこ焼きソースはウスターソース類ではありますが、とんかつや中濃のように明確な定義はありません。粘度が高く甘めで、だしが効いたものが多い傾向があります。

最近ではそれにとらわれないものも多いので、粘度もあわせてレポします！

ソースには様々な食材のうまみが凝縮されているので、いくつも調味料をブレンドしたかのような味に。煮込み料理や炒め物に加えれば、ワンランク上の味に仕上がります。

肉じゃがに加えるとコクうまになります。

切り干し炒めが焼きそば風になります。

肉じゃがや炒め物以外にも、から揚げの下味や煮込みハンバーグ、照り焼きソースといったいろいろな料理に使えます。酸味・甘み・うまみ・スパイシーさなど、基本の味を網羅しているので、和洋中選ばず使えて便利です。

ソースは一度開封したら冷蔵庫で保存するようにしましょう。冷凍保存もOKです。塩分や酢が主成分なので日持ちはしますが、スパイスは徐々に酸化していき、開封後は約2カ月程度で風味が落ちてしまいます。

風味を損ねないよう、各メーカーで工夫も見られますので、その点もご紹介します。

ソースについてよくある疑問を理解しましたが、本当に美味しいソースを選ぶにはどういった点に注意して選べばいいのでしょうか？

選び方のポイントは大きく3つあります。それぞれのポイントを詳しくご紹介していきます。

［ポイント1：味］

やはり一番大事なのは、「味」です。酸味・甘み・スパイスのバランスがよく、おいしいと感じるか、味のバランスはいいかを評価。原材料も見ながら採点しています。

加えて、甘口・辛口かのタイプもチェック。刺激が少なく子ども向けのものと、辛味が目立つものに分けてアイコン表示しています。

［ポイント2：コク］

次に大事なのは「コク」。単調な味だけで終わらない、奥行きのある味が◎。後を引くうまみがあると高評価としています。

また、とろみについてもチェックしました。

とろみレベルは細かく10段階で表示。粘度の高いものほどトロッと寄りになります。

［ポイント3：食材との相性］

3つ目は「食材との相性」です。食材の味が引き立つかどうかをチェックしました。

とんかつ・お好み焼き・たこ焼きソースは各1種と食べ合わせ計40点で採点。それ以外は野菜・動物性のものとの相性をみるためコロッケとエビフライを各20点ずつで配点しました。

以上の3項目を味40点、コク20点、食材との相性40点とし、合計100点満点で採点しました。

今回テストにご協力いただいたのは、こちらの方々です。

料理や調味料に詳しい食のプロ2人が、まずはソースをそのままテイスティングして味やコクを採点。後半は、料理と合わせたときに食材のおいしさをより引き立ててくれるか、各ソースに合わせた定番メニューと食べ合わせてチェックしました。

テストの結果は、「中濃ソース」「ウスターソース」「とんかつソース」「お好み焼きソース・その他」の4つの種類別にそれぞれ分けてランキングで発表します。

それでは、まずは関東では一番メジャーな「中濃ソース」からご覧ください。