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島根でたたら製鉄の史跡めぐり!『もののけ姫』の世界を体験

旅行・おでかけ

砂鉄から鉄を造りだした「たたら」。たたら製鉄は高炉による近代製鉄に主役は譲ったものの、今もなお島根県雲南市から奥出雲町に残る史跡を訪ね歩くことができます。玉鋼を使った日本刀鍛錬の実演や博物館など、おすすめスポットをご紹介します。

手軽に30分程度の時間で楽しめるペーパーナイフ造りは、工房の方の指導の下、火にかけて真っ赤になった鉄の釘を金槌で叩いて形を造る鍛造(たんぞう)を体験した後、最後はグラインダーで加工すると完成。

造ったペーパーナイフは記念に持ち帰ることができます。ガイドも体験してみましたが、自分の手で物を造り上げていくのは楽しく、素敵な旅の思い出になりますね。

「奥出雲 たたらと刀剣館」で玉鋼を使った日本刀鍛錬の実演も

奥出雲たたらと刀剣館の外観。左のオブジェはヤマタノオロチをイメージしたもの(2014年12月撮影)

「たたら」による製鉄の史跡めぐり、続いては雲南市の南にある奥出雲町へ向かいます。

「たたら」の炉の構造断面の実物大模型/奥出雲たたらと刀剣館。炉の下の複雑な構造に驚きます(2014年12月撮影)

横田にある奥出雲 たたらと刀剣館(Googleマップ)には、実物大の「たたら」の炉の模型があります。炉として表面に見えているのはほんの一部分で、実際には炉の下に粘土や石が複雑に組み込まれていたことに驚きます。

奥出雲 たたらと刀剣館
Googleマップ

「たたら」の炉に空気を送り込む吹子(ふいご)。"かわりばんこ"や"地団駄を踏む"の語源と言われています(2014年12月撮影)

「たたら」の炉を燃やし続けるために空気を送り込む吹子(ふいご)にも色々なものがあり、展示されている吹子の一部は実際に体験して動かすことができます。

興味深いのは、この吹子から現在も会話の中で使われる言葉が生まれているということ。

踏吹子は、板を踏んでシーソーのように動かして空気を送りますが、地面に向けて交互に足を踏みつける姿から「地団駄を踏む」、また吹子を動かす人を「番子」と言いますが、櫓の上にかけた紐にぶら下がりながら板を踏む天秤吹子でも、複数人の番子が交代しながら3日3晩「たたら」の炉に空気を送り続けなければいけなかったので「かわりばんこ」という言葉が生まれたとのこと。

何気なく使っている言葉の語源に意外な所で出会えることができました。

奥出雲たたらと刀剣館では、月2回「たたら」の鉄から、日本刀を作刀するため鍛錬の実演も行われます(2014年12月撮影)

奥出雲 たたらと刀剣館には、別棟に日本刀鍛錬場があり、毎月第2日曜と第4土曜に日本で唯一操業を続ける日刀保たたらで出来た玉鋼を使った日本刀鍛錬(たんれん)の実演が行われます。

この「鍛錬」という言葉も「鉄を繰り返し叩いて延ばす」ことから来ているとのこと。「たたら」の製鉄はたくさんの言葉を残していることに気づけますね。

立派な邸宅と庭園を持つ鉄師頭取の館、絲原記念館

絲原記念館の入口。趣きのある黒門が出迎えてくれます(2014年12月撮影)

「たたら」による製鉄の史跡めぐり、続いては奥出雲町大谷にある絲原(いとはら)記念館(Googleマップ)へ。

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