生真面目な性格を直す3つのヒント
生真面目な性格をどうにかしたいと思ったとき、どのようにして向き合っていけばいいのでしょうか。
最後に、堅物になりがちな思考を少し柔らかくするためのヒントを紹介します。
(1)過程ではなく結果を重視する
日常は大なり小なり結果で成り立っています。
例えば会社に勤めているのであれば、まず「会社に着く」という結果が求められますが、生真面目な人は「○時に家を出て、○時○分の電車に乗って、○時○分のバスに乗り換えて、徒歩で○分」という会社に着くまでの過程にエネルギーを使う傾向にあります。
しかし手順や手段はどうであれ、出勤時刻までに会社に着いていればよいのです。
これは一例ですが、このように過程に縛られていることを発見したらそれを手放して、結果重視でいくことを心がけてみてください。
(2)他人の意見を聞く努力をする
「私はこう思う」と自分の意見をしっかり言うのはよいことです。したがって、そこは修正する必要はありません。
しかし、自分の主張をしたらそのあとに必ず「それであなたはどう思われますか?」といった感じで他人の意見を聞くことを意識してください。
ただ聞くだけではなく、その価値観を受け入れることも心がけてみましょう。
(3)ネガティブな言葉や感情をポジティブ変換
(1)で挙げた事象を例にすると「今日は朝起きられなかったから、電車に乗り遅れて最後会社まで走るハメになった」と自分にダメ出しするのではなく、「今日は寝坊したけど会社に間に合った、よかった!」とポジティブに捉えるよう思考の癖を変えてみましょう。
このネガティブ→ポジティブへの変換は、(1)で挙げた「過程ではなく結果重視」とともに心がけると効果が倍増します。
少しだけ肩の力を抜いて生きること
いかがでしたでしょうか。
「生真面目な性格」と聞くと気難しい人のようなイメージがありますが、性格傾向としては規則正しくて忍耐強いといった長所でもあることがおわかりいただけたと思います。
したがって、180度の思考チェンジをする必要はありません。
ただ、もし融通が利かない自分に疲れを感じていたり、まわりの人が疲れている様子に自責を感じていたりするのであれば、ぜひヒントを参考に、思考の癖の修正にトライしてみてください。
少し肩の力を抜くだけで、とても楽になる自分に気づけるはずですよ。
(小日向るり子)
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