ダイエットのために筋トレに取り組んでいる方は多いと思います。筋トレはボディラインを美しく見せたり健康的に生活する上でとても大切ですが、実はそれ以上に重要なことがあります。それが「骨盤力」を高めること。今回は、スポーツ科学を専門とする筆者が、「骨盤力」を高めるメリットやその方法を紹介していきます。
骨盤の歪み度合いチェック
骨盤の歪みは、自覚がないことが多いのが難点。歪んでいることに気づかず、悪いクセを継続している方は多いようです。ここでは3つの簡単なチェック方法をご紹介します
骨盤の歪みチェック①:壁に立つ
壁の背を向け、頭をつけて立ったときに、腰に手の平1枚以上の隙間ができたら、骨盤が前傾している証拠です。反対に、隙間ができない、頭をつけるのがそもそも大変という方は普段から猫背になり、骨盤が後傾しています。
骨盤の歪みチェック②:両足の左右の開き
両脚を揃えて、仰向けに寝ます。始めは力をいれてつま先同士をつけておきましょう。そこから、力を抜いたときに、つま先が均等に左右に開かない場合は、骨盤が左右に歪んでいます。
ダイエット効果大!「骨盤力」の鍛え方

それではどのようにすれば「骨盤力」を鍛えることができるのでしょうか。ここからは骨盤力を鍛える方法を紹介していきます。
1、姿勢を意識する
一番大切なのは、意識を持つことです。骨盤を真っすぐに保ち「骨盤力」を上げるには、良い姿勢でいることが大切ですが、それは意識するでしか叶いません。
気づいた時に姿勢を正し、そこから最低10分は維持するようにしましょう。
姿勢を維持することで脊柱起立筋群という、背中の筋肉を鍛えることもできます。この筋肉を鍛えると猫背の改善に繋がります。
2、下っ腹に力を入れる
良い姿勢でいる意識を持つときに疑問なのが、どれが良い姿勢なのかということ。骨盤が前傾している方、後傾している方、どちらにも有効なのが、下っ腹に力をいれる方法です。
お腹にぐっと力を入れると、骨盤の後傾前傾を整え、骨盤を真っすぐに保ちやすくなります。息をフ―っと吐くと力を入れやすいですよ。
3、左右均等に体重をかける
左右どちらかの足に体重をかけて立つクセ、脚を組むクセ、片側にバッグを持つクセを辞めましょう。左右均等に体重をかけることで、骨盤の左右差を軽減していきましょう。
ここでも意識を忘れずに保ち続けることが大切ですね。