その3:次回からこれに気をつける! ということを決める
どうして失敗してしまったか、について考えたら、じゃあ次からはどうしよう? をまとめてみましょう。
上司や同僚にあまり相談せず抱え込んでしまったのであれば、次回からはこまめに情報共有をする、不明な点は曖昧なまま進めずに必ず確認をとる、が対策になります。
ここでのポイントも「次からはがんばる」など曖昧な目標にせず、具体的に何をするかにまで落とし込むことです。
また上司や同僚に何かを期待するのではなく、あくまでもまずは自分が何をすればいいか、にフォーカスしましょう。
その4:関係者に対策を共有しましょう!
次回からは自分なりにこうしようというのが定まったら、関係者にそのことを共有しましょう。
自分が考えた対策を第三者に共有することでより「次回からはこうしよう」という決意が強固になります。また自主的に自分の失敗を振り返り、対策をきちんと伝えることは、周囲の人にとってもありがたいことです。
仕事における失敗というのは職場の仕組みや仕事の進め方の慣習に起因することが多々あります。あなたが失敗をした原因があなた自身にすべてあるとは限りません。上司にとっても失敗が起きない仕組みを考えるいいきっかけになるでしょう。
立ち直り方と気持ちの切り替え方
仕事での失敗から立ち直る一番の方法は、同じミスを繰り返さないこと、そして成果を出すこと。失敗をした、取り返したいという気持ちを、自分の頑張る原動力に活かせると理想的です。
一方で失敗をまだ引きずっているなあ、元気が出ないなあと感じたら、無理をしすぎないことも大切。自分の心の状態を観察し、前向きになれていないと感じたら、「自分を労る」の時間をもう少しとってもいいでしょう。
また気持ちが切り替わらないときに考えてもらいたいことは、仕事で失敗した=だから自分はダメなんだ、と自責しないこと。仕事で失敗することと、あなた自身の価値は無関係です。そこを切り離して考えましょう。
仕事の失敗が続いてしまうときの原因と対処法
それでも失敗が続いてしまうのであれば、もしかしたら原因は別なところにあるかもしれません。
具体的には1.疲れすぎていること、2.モチベーションの低下、3.ジョブのミスマッチがあります。
それぞれの対処法と併せて解説します。
その1:疲れすぎている
もし以下にあてはまることがいくつかあるのであれば、原因は疲れすぎかもしれません。
・失敗を注意されても内容が全然頭に入らない
・失敗をしないためにどう対策していいかわからない
・夜によく眠れない
・朝起きたときから疲れている
対処法としては、とにかく休むこと!
おすすめはトレッキングやマラソン、水泳など、体を動かしたうえでぐっすり眠ることです。もし、運動することが億劫であれば、スーパー銭湯や温泉でゆったり湯につかり体をじっくり温めるのも◎。昼寝スペース完備のようなところで一日ゆっくりするなどしてとにかく体を癒やしましょう。
また眠れないなどあれば、思い切って心療内科で診察してもらうのもオススメ。深刻な状態に陥る前に早めにSOSを出しましょう。
その2:モチベーションが低下している
今まではできていたのに急にミスを頻発するようになった、なんて場合は仕事に対するモチベーションの低下が原因かもしれません。
与えられた役割に飽きてしまったり、仕事以外のこと(家族やパートナーとのことなど)で心配事がある、などです。
モチベーションの低下の可能性があるのであれば、まずは職場に相談しましょう。自分のパフォーマンスが発揮できる方法を一緒に考えてもらいましょう。
思い当たる原因となる心配事などがあるのであれば、そちらを先に解決してしまうのが近道かもしれません。