次のデートに誘われなかった、フェードアウトされた……。そんな女性たちの「デートの失敗談」をラブホの上野さんが分析する連載です。このデートのどこがダメだったのかを、紳士的かつ論理的に解説します。
ラブホの上野さん
そんな状態で助手席を楽しめる方などそうそういないことでしょう。
もちろんこれが「どこかへ行くための手段としてのドライブ」ならばいいのです。
しかし、ドライブそのものが目的になっているデートなんて、ゲームをしている彼をうしろから眺めるデートと変わりません。
よほど惚れているか、よほどドライブが好きな女性でもない限り、まず楽しめないことでしょう。しかも運転手はそんな自分をかっこいいと思っている可能性が高いので、気を使わなくてはならないのです。
自分は何もできない。
無言のプレッシャーで感謝や賞賛を要求される。
水や食べ物を提供してあげないといけない。
会話を盛り上げないといけない。
そして何よりも目的地がない。
こんなものはもはやキャバクラと変わりません。ドライブのみのデートに付き合ってあげるのは、時給が発生するレベルの労働と言ってもいいでしょう。
もちろん「一緒にいるだけで幸せ」レベルの状態であれば、ドライブデートも楽しいでしょうが、それはドライブが楽しいのではなく「一緒にいること」が楽しいだけなのです。
ですので、目的地がないドライブデートは基本的に断ってしまったほうが賢明でしょう。
また、目的地があるにしても、明らかにドライブの比重が大きいデートの場合も、同じように断ることをオススメさせていただきます。
ドライブで助手席に座ったら何をすればいいのか
ひと昔前であれば、助手席に座る人は地図を広げていれば許されておりました。
しかしカーナビが普及した今日では、地図を広げる理由は御座いません。
それでは助手席ではいったい何をすればいいのでしょうか?
まず、もっとも簡単なのが会話。
相手が運転をすると会話ができなくなるタイプの男性でなければ、会話をしていれば問題ありません。
会話のテーマはなんでもいいのですが、これから行く予定の目的地の話だと比較的話も弾みやすいことでしょう。