デートの定番スポット、水族館。都内にもさまざまな施設がありますが、「一生の思い出に残るデートにしたい」「特別な体験をしてみたい」というカップルは、房総の「鴨川シーワールド」まで足を延ばしてみて。実はここ、まるで海中レストランのような素敵な場所があるんです!しかも気軽に入れてリーズナブル♪その魅力を余すことなくレポートします。
シャチの着水で揺れる!スタジアム直下のレストラン/オーシャン
安房鴨川駅から無料送迎バスで約10分。「鴨川シーワールド」――通称“鴨シー”は、800種類11,000点を超える川や海の生き物を飼育展示する水族館です。イルカやアシカといった海獣を多く飼育・展示しているのが特徴で、中でもシャチのパフォーマンスは絶大な人気を誇っています。
入口にあるシャチの像は、定番のフォトスポット。二人で記念写真を撮ったら、入園料(大人3,000円)を支払って園内へGO!
敷地は海岸沿いに細長くのびており、熱帯魚やサメを展示する「トロピカルアイランド」、イルカショーが行われる「サーフスタジアム」など、さまざまな展示施設が並びます。パラソルの下で波音を聴きながら一息つける休憩所もありますよ♪
レストラン「オーシャン」があるのは、園の中央を過ぎたあたり。目玉であるシャチのパフォーマンスが行われる「オーシャンスタジアム」のちょうど下に位置しています。ちなみに、日本でシャチが見られる水族館は、ここ「鴨川シーワールド」と「名古屋港水族館」だけ。
同館で飼育されているシャチはラビー、ララ、ランの3姉妹と、ラビーの娘ルーナの4頭。その大きさは、生で見ると度肝を抜かれる迫力です!ルーナ以外の3頭の体重は、それぞれ2tほどあるのだそう。
2tを超えるシャチがダイナミックなジャンプで大きな水しぶきが上げる際、下の「オーシャン」には“ドオオーンという着水の振動が地鳴りのように伝わって、スタジアムとは違った迫力を満喫できます♪
3ゾーンから選べるレストランはどこも魅力的なおしゃれ空間!
それでは、お目当てのレストランへ♪
海をイメージした店内は、おしゃれで遊び心あふれる雰囲気。扇型をしたスタジアムの座席部分の下に当たり、水槽を囲むフロアは三日月のような形になっています。
趣の違う3つのゾーンに分かれていて、2つはセルフサービスのフードコート、1つは通常のレストランです。店に入ると、係の人が希望を聞いて案内してくれます。
まずはフードコートをご案内しましょう。入口付近にある砂浜をイメージしたゾーンは「BEACH(ビーチ)」。水槽からは離れていますが、自然光の入る明るい空間で食事を楽しみたい人に人気です。
ゆるい柵のような仕切りの向こうは、海中をイメージした「UNDERWATER(アンダーウォーター)」です。この仕切りは流木をモチーフにしたオーク材で、陸と海が出合う場所を表現しているのだそう。
「UNDERWATER」のみ水槽に近い席が用意されているので、シャチを間近に眺めたい人は、こちらで決まり♪ シャチは窓際を泳ぐことも多く、美しい体の模様までしっかり堪能できますよ。
さらにアンモナイトをモチーフにした照明や紗のカーテンが、幻想的な雰囲気を演出。明るさを抑えたゾーンなので、ロマンチックな雰囲気も満喫できちゃいます♡
ただし一番人気のゾーンのため、窓際目当ての場合は早めに行きましょう。休日でも午前中なら比較的空いているので狙い目ですよ♪
そして、最も入口から遠くに位置するのが、「CAVE(ケイブ)」。静かに落ち着いて食事ができるフルサービスのレストランです。壁には天然の石材が使われ、海中の洞窟を思わせる雰囲気を楽しめます。
今回は「UNDERWATER」の席に案内してもらいました。「BEACH」と「UNDERWATER」の場合は、一度席に着いてからオーダーカウンターに行って好きなメニューを注文します。各テーブルにメニュー表が用意されているので、席でゆっくり選んでから注文に行けます♪
会計時に受け取った呼び出しブザーが鳴ったら、受け取りカウンターへ。フードとドリンクで分かれていて広いので、混雑時もスムーズに受け取れます。気軽なセルフサービスなら、初デートでも変に気取らず自然体で過ごせそう♡