兵庫県の老舗和菓子店「大三萬年堂」が手掛ける和カフェ「大三萬年堂HANARE」。看板メニューの「どらぱん」は、そのかわいらしい見た目と美味しさから、女性たちの注目を集めています。今回はそんなとっておきのスイーツを味わいに、話題のお店に潜入!魅力を徹底レポートします。
老舗和菓子屋が手掛ける“進化形”和スイーツを堪能!/大三萬年堂HANARE
こんにちは!スイーツコンシェルジュの「はなとも」です。
今回ご紹介するのは、2019年6月にオープンした和カフェ「大三萬年堂HANARE」。江戸中期創業、兵庫県たつの市に本店を構える老舗和菓子店「大三萬年堂」の新ブランドです。
和と洋を融合させた新感覚の和スイーツが名物で、今、女性を中心にじわじわと話題になっているんです。
お店は東京メトロ・淡路町駅、新御茶ノ水駅からそれぞれ徒歩5分ほど。両駅のほぼ中間にある「淡路町ワテラスモール」の1階にあります。
白を基調とした明るく清潔感のある店内は、テーブル席メインの全30席。“老舗和菓子屋”を良い意味で裏切ってくれる、スタイリッシュでおしゃれな空間に、自然と気分も盛り上がります♪
友達とのんびりおしゃべりを楽しむなら、ガラス窓に面した小上がりの畳席がオススメです。窓の外を見ながら足を伸ばしてゆっくりくつろげるので、ついつい長居しちゃいそうですね。
メニューは「苺のあんみつ」(810円)に「黒本わらび餅」(702円)など、和菓子好きにはたまらないラインナップ。その中でもぜひチェックしたいのが、看板メニューの「どらぱん」(486円~)です。
こちらは「大三萬年堂HANARE」のメニューを開発した、「大三萬年堂」の13代目であり、和スイーツ研究家の安原伶香さん。
「“和洋折衷”“温故知新”をテーマにした新しいお菓子で、日本の伝統文化を繋いでいきたい!」という思いから、同店をオープン。女性ならではの視点を生かした、キュートでヘルシーなスイーツを考案するなど、スイーツへの愛がひしひしと伝わります。
手にもっているのが、ウワサの「どらぱん」!その名の通り“どら焼き”と“パン”を組み合わせたスイーツで、どら焼きの皮の代わりに、もちもち食感の米粉パンを使い、餡子やフルーツなどをたっぷりサンドしています。
コロンとしたビジュアルがなんともかわいらしく、江戸時代から続く老舗和菓子屋さんのイメージとは一線を画す、なんともポップなスイーツです!
秘伝の餡子が味の決め手!人気のどらぱん4種類をご紹介
今回は人気の「どらぱん」シリーズから、通年メニューの4種類をご紹介します。
まずは一番人気という「あんバター」(486円)。もちもちの米粉パンに「大三萬年堂」秘伝の自家製餡子とたっぷりの発酵バターを挟んだ、シンプルながらも贅沢な一品です。
「大三萬年堂」の餡子は、雑味がなく上品な甘さが特徴。そんなこだわりの餡子を、「あん×バター」という鉄板の組み合わせで、しかも、もちもちの米粉パンと一緒に楽しめるというのだから、美味しくないはずがありません!
餡子の甘さに発酵バターのコクと塩気が相まって、食べ進める手が止まらなくなりますよ!
続いて「いちごピスタチオ」(540円)。
「大三萬年堂」の餡子に、ヘルシーな豆乳クリームや甘酸っぱいイチゴを合わせた“イチゴ大福”をイメージした一品です。
素材の美味しさがしっかりと感じられ、餡子の甘さとイチゴの酸味、さらに豆乳クリームのまろやかさが口の中で絡み合うと絶妙なハーモニーを奏でます。トッピングのピスタチオのサクサクとした食感も良いアクセントになっています。
「ほうじ茶チョコ」(540円)は、ほうじ茶パウダーを振りかけた豆乳クリームに自慢の餡子とチョコレートを組み合わせたもの。
一口頬張ると、ほうじ茶の香ばしい香りとチョコレートの濃厚な甘さが口いっぱいに広がります。豆乳クリームのまろやかな味わいと餡子の上品な甘さもたまりません!
和と洋の意外なコラボレーションは、一度食べたらクセになりますよ!
最後は「たまごやき」(486円)。ふわふわの厚焼き玉子を米粉パンでサンドしたおかず系の「どらぱん」です。
ふわふわとした厚焼き玉子は、小ぶりながらもボリュームがあり、食べ応え十分。卵本来の味わいと、米粉パンのほんのりとした甘さが絶妙!からしマヨネーズのピリッとした辛さが美味しさを引き立てます。ちょっと小腹が空いた時にはオススメですよ。