次のデートに誘われなかった、フェードアウトされた……。そんな女性たちの「デートの失敗談」をラブホの上野さんが分析する連載です。このデートのどこがダメだったのかを、紳士的かつ論理的に解説します。
ラブホの上野さん
今回の失敗デート
気になる人とデート中、好みの男性芸能人を聞かれました。私は爽やかな男性が好みで、デート相手も爽やかなスポーツマンタイプだったので、素直に「竹内涼真くんが好き!」と答えたところ、少し間を置いて「イケメンが好きなんだね(笑)」と失笑されてしまいました。なんと答えるのが正解だったのでしょうか……。
「好みの芸能人は?」の回答は難易度高め
ご質問誠に有難う御座います。
「好きなタイプを芸能人で言うと?」という質問は非常によく見られますが、この質問で正しい回答をするのは非常に難しいと言わざるをえません。
今回のご質問者様のように「若手イケメン俳優」の名前を出してしまうと、「結局イケメンかよ……」というマイナスの印象を与えてしまうのです。
自分で聞いておいて勝手に幻滅するのはかなり自分勝手な話だと私も思いますが、現実的にそうなってしまうので仕方がありません。
それでは、そんな非常に厄介な質問である「好きな芸能人は?」にどのように回答をすればいいのか解説させていただきます。
女に好かれる=男から嫌われる
持たざる者は持つ者を憎む。
これは我々人類の真理のひとつでしょう。
その人がどれほど努力をしていようがいなかろうが、持つ者は持たざる者から嫌われる運命にあるのです。
ですので、我々のようなイケメンではない男性は「イケメン」を憎んでいるといえます。
もちろん「イケメン死ね」なんていう強い憎しみは抱いていないかもしれませんが、少なからず心のどこかでイケメンを憎んでいるのです。
そのため、好きな芸能人を聞いたとき、明らかにイケメンな芸能人の名前を出されると、まさに今回の男性のように「イケメンかよ」とげんなりしてしまうのでしょう。
つまり「好きな芸能人は?」と聞かれた場合に、イケメン売りをしている芸能人の名前を出すのは大変危険です。
竹内涼真さんや、窪田正孝さん、山崎賢人さん、そして本郷奏多さんのような若手イケメン俳優を答えるのは、それがどんなに素敵な俳優さんであったとしても、 基本的にNGといえるでしょう。
イケメンでない男性を答えればいいというものではない
「イケメンがダメなら 、そうじゃない男性芸能人の名前を言えばいい」と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、あまりにもイケメンから遠い男性の名前を挙げるのも、それはそれでいい評価は得られません。
たとえば男性に「好みの女性芸能人は誰ですか?」と質問をしたときに、お世辞にもかわいいとは呼びにくい女性の名前を挙げられたら「こいつ……好感度アップを狙いにきたな」と感じるのではないでしょうか?
この話は少々極端にしても、あまりにもイケメンから遠い芸能人の名前を挙げてしまうと、それはそれで「変な人」という認定をされてしまいかねません。
ですので、自分がブスであることをネタにしているような男性芸能人の名前を挙げるのは避けたほうがいいでしょう。
マイナーな芸能人を挙げるのもやめておけ
それでは、男性が知らないようなマイナーな芸能人の名前を挙げたらどうなるでしょうか?
これも性別を逆にして考えてみるとわかりやすいでしょう。
たとえば、男性に好きな芸能人を聞いたときに
男A「石原さとみ!」
男B「○○△△(名前も聞いたことがない地下アイドル)!」
と答えたとしたら、どっちの男性のほうが「ガチっぽい」でしょうか?
「石原さとみ!」と回答した男性Aには「有名どころを挙げたんだろうな」と感じるのに対して、名前も知らないようなマイナー芸能人の名前を挙げた男性Bには「かなり本気でその女性を応援している」と感じることと思います。
これは男女どちらにも言えることですが、基本的に「自分以外の異性を熱心に応援している姿」はマイナス面として映ります。
たとえ、その応援に一切の恋愛感情が含まれていないとしても、それを聞いた人には「自分以外の異性に想いを寄せている人」に見えてしまいかねません。
ですので、マイナーすぎる芸能人は基本的に危険と考えてまちがいないでしょう。
仮にマイナス感情を抱かれなくても、そのあとの話が広がりにくいので、避けたほうが無難な選択で御座います。