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「婚活アプリ詐欺」に遭わないためにやるべきこと

女性がタフに明るく生き抜いていくために、世の中の出来事をどう見たらいいのか。ライターの仁科友里さんが贈るコラム連載「生きていけ、私」。

仁科友里

こんにちは、ライターの仁科友里です。

今回は、最近主流の婚活ツール「婚活アプリ」との付き合い方について、考えてみましょう。

「同じ学校・職場・友人の紹介」が結婚しやすい理由

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まず、実際に結婚したカップルは、どこで出会っているのかについて、調べてみましょう。

2015年の国立社会保障・人口問題研究所の調査によると、知り合ったきっかけのベスト3は、「職場や仕事」「友人・兄弟姉妹を通じて」「同じ学校」となっています。

「同じ」ところで育った人を介して、もしくは「同じ」学校や職場で知り合った人と結婚しているということでしょう。

学校や職場など、同じ場所にいるということは、自然に共通の話題が多くなります。また、学校や職場というのはその人の基本的な価値観を養成する場所でもあるのです。

概して、同じ学校には同じような経済状況の家庭に生まれた人が集まるものですし、会社で職位が同じであれば同じくらいの給料をもらうはず。

人生観や経済状況はある程度一致したほうがいいですから、同じ場所で知り合った人が結婚することは、ごく自然なことでしょう。

それに、同じ学校や職場であれば、何度か顔を合わせたり、話す機会も増えたりするでしょう。最初は好みのタイプだと思わなくても、何度か顔を合わせ、一緒に仕事をするうちに、好感を抱くようになることは十分ありえます。

好きな人がいる場合は、友だちや先輩に助けてもらえたら、仲よくなれるチャンスはあるでしょう。

しかし、ずっと女子校だったとか、職場は女性ばかりとか既婚者ばかりという環境の人もいるはずです。こういうときに「婚活アプリ」を選択肢に入れることになると思います。

婚活アプリでは「同じ」部分を匂わせよ

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婚活アプリの出会いは、短期決戦です。上述したとおり、同じ学校や職場の人であれば、長く顔を合わせますから、男女ともに第一印象を覆すことは可能です。

しかし、アプリの場合、すぐにアリかナシかを判断する必要があります。

ですから、アプリで重要になってくるのは、プロフィール写真です。婚活アプリが向いているのは、外見に自信がある人、もしくは盛った写真の撮り方を知っている人といえるでしょう。

「同じ」であることが婚活の決め手であると書きましたが、アプリでの婚活でも「同じ」を演出する必要があります。自分のターゲットとする男性に「この人は自分と同じだ」と思わせるプロフィールを作成すればいいのです。

たとえば、「コスメが好き」と書くよりも、「スポーツ観戦が好き」「キャンプに行ってみたい」と書いたほうが、男性と共通点が増えるという意味で「同じ」と思われる率は上がります。

プロフィールは、あなたに興味を持ってもらうための自己アピールです。年齢など履歴書に書くようなこと、書類で証明できることに関するウソはいけませんが、趣味などは必ずしも本当である必要はありません。

また、どんな男性が見ているかわかりませんから個人情報は大事にしなければいけませんが、「丸の内に勤めています」程度にざっくりと勤務場所を限定すると、「同じ」エリアに勤めている男性はリアクションがとりやすいでしょう。

アプリは「わかる人にはピンとくる」情報を開示する、つまり、匂わせ能力に長けている人に向いているかもしれません。

「婚活アプリ詐欺」を見抜く方法

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「同じ」場所でないところで知り合うことは、残念ながら女性側にリスクがあるといえるでしょう。

アプリでよく聞くプロフィール詐欺(本当は既婚者だった、年齢・学歴・勤務先・職業の詐称)は、同じ会社であればまず起こりようがないからです。

同じ学校や会社であれば、相手の人となり、能力、働きぶりや家庭環境なども、簡単に調べることができます。

しかし、アプリではすべてが自己申告です。なので、慎重に関係を縮めていく用心深さが必要になります。

つじつまの合わなさを見逃さない分析力や、矛盾を感じたら相手にさりげなく確かめる力も必要になります。物事をあまり疑わない人、思ったことを口に出せない気弱な人には、あまり向かないかもしれません。

もし、自分はだまされやすいかもという自覚がある場合は、アプリで出会った男性に対して以下のことを実践してみてください。

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