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「お肉ファースト」で無理なくやせる!最新の研究でわかった「食べ順ダイエット」の新常識

こんにちは、ヨムーノ編集部です。

こんにちは、ヨムーノ編集部です。

TBS系列『名医の太鼓判!』でも大反響だった「肉を最初」に食べるだけで、脳が「食後だ」と早く勘違いし食欲が抑制できるダイエット法がありました。すぐにお腹がいっぱいになるから、おいしく食べてムリなくやせられるなんて夢のよう!

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ここでは、NHK「ガッテン!」、日本テレビ「世界一受けたい授業」など肥満治療評論家・漢方治療評論家として出演している工藤孝文さんの著者「ミートファーストダイエット」(出版社:ワニブックス)から一部抜粋してご紹介します。

ミートファーストで基礎代謝が上がれば、やせ体質に!

基礎代謝とは、おもに心拍や呼吸、体温維持といった、体の生命活動を維持するために必要な最小限のエネルギー量のことです。
1日の全消費エネルギーのうち、この基礎代謝が占める割合は60%にもなります。
そのほかに、歩いたり家事で動いたりといった身体活動量が30%、食事の際に消費される代謝量(食事誘発性熱産生)が10%を占めています。

こうした生命活動や身体活動には、内臓の筋肉や体を構成する骨格筋が大きな役割を果たしています。

当然ながら筋肉量が多い人ほど1日の消費エネルギーは大きくなります。
筋肉を増やせば、基礎代謝や生活における身体活動量もその分高まり、普通に生活しているだけでより多くのカロリーを消費できる、「やせやすい体」になっていくのです。

そのためには、自分の意思でコントロールできる骨格筋をしっかり維持し、増やしていくことが大切。とくに重要なのが、筋肉の材料となるタンパク質です。

筋肉合成に必要な良質なタンパク質と脂質、その他の栄養素を同時に摂取することができるのが「肉」です。

いくらジムでたくさん運動をしても、タンパク質をはじめとした栄養素が不足していては筋肉を増やすことはできません。
そして、筋肉が少なければ、運動による消費効率も一向に上がらないのです。

ただでさえ年をとると自然と筋肉量が減少していき、基礎代謝カロリーも減ってしまいます。年をとるにつれ、ますますやせにくい体になっていくわけです。

しっかりと肉を食べ、骨格筋を維持・増加させて、基礎代謝を上げることが、脂肪燃焼の近道だということを覚えておきましょう。

脂身が心配?肉に含まれる飽和脂肪酸はエネルギーの元!

ダイエット中であれば、タンパク質は魚や大豆などカロリーの低そうな食材から摂取したほうがいいのでは?と思う方もいるかもしれませんね。肉の脂がそのまま体の脂肪になってしまいそうで怖い……というイメージもあるでしょう。

もちろん、動物性脂肪を必要以上に摂りすぎれば、肥満の原因になったり動脈硬化などの成人病を引き起こしたりするおそれもあります。

しかし、肉の摂取目安量を守っていれば、太る心配はまったくといっていいほどありません。

それどころか肉に含まれる脂質=飽和脂肪酸は、摂取すると効率よくエネルギーに転換される性質を持っています。

飽和脂肪酸は体にたまりにくい上、タンパク質を筋肉やさまざまな体の組織に変換するために必要となるエネルギーとして活用できるのです。

したがって、飽和脂肪酸とタンパク質を同時に摂取できる肉を食べたほうが、筋肉が作られやすく、代謝アップにも役立ちます。

ちなみに、魚に含まれるのは多価不飽和脂肪酸と呼ばれる、エネルギーに変換されにくい脂質。やはり筋肉量をアップさせるには、エネルギー効率の高い脂質とタンパク質を豊富に含む肉が最適なのです。

また、ダイエット中の方から、肉はカロリーが高そうだからイヤという声もよく聞きます。これについては、ミートファーストで肉をはじめに食べ、速く満腹感・満足感を得ることで、そのあとに食べる糖質の摂取量が抑えられ、結果として食事量も総摂取カロリーも減らすことができます。

もちろん、摂取カロリーが消費カロリーを上回らないようにしておくことが前提ですから、食べすぎはいけませんよ。

お肉が苦手で胸焼けする人でもよく噛めばだいじょうぶ!

肉は胸焼けや胃もたれを起こすから苦手という人にオススメなのが、肉をよく噛んで食べること。
肉の筋繊維は硬いため、やわらかい野菜や豆腐などに比べて自然と噛む回数が増え、唾液が多く分泌されます。唾液には、消化酵素のアミラーゼが含まれており、でんぷんの分解作用のほか、胃もたれや胸焼けを解消する作用があります。

アミラーゼは胃腸薬にも使われる成分で、その効果は医学的にも認められているほど強力なものです。

さらに唾液には、脂質を分解する消化酵素のリパーゼも含まれており、胸焼けの原因となる脂質を速く分解する作用もあるのです。

したがって肉をしっかり噛んでたくさん唾液を分泌させれば、胸焼けを防ぐことができます。

ひと口の目安は、「30回」。
早食いが癖になっている人は、自分の咀嚼回数を数えてみるとよいでしょう。

10回以内だった人は、胃腸にかなりの負担がかかっていますので要注意です!
30回噛んでから飲み込む、ということを習慣にすれば、胃腸への負担が減って胃もたれも大幅に軽減されます。

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