実際に心のなかに“器”があるとしても、それは他の人から見えないはず。では、人は“器の大きさ”をどこで見ているのでしょうか?
実際に心のなかに“器”があるとしても、それは他の人から見えないはず。では、人は“器の大きさ”をどこで見ているのでしょうか?
あなたの“行動”から見ているのです。
“器が大きい人”には、行動面である特徴があります。今回はそのなかから、とくに器が大きく見える特徴4つと、明日から真似できるちょっとした工夫についてご紹介します。
いつもニコニコ
だれしも経験があると思いますが、余裕がないとき、人はしかめっ面になりがち。一方で、余裕があって器が大きい人は、いつもニコニコしているイメージがありますよね。
人は「情報の8割を目から得ている」と言われています。ニコニコしているというだけで、返ってくる言葉や性格も優しいのではないかと、周りは勝手に想像してくれるのです。
とはいえ、急に「余裕を持て」と言っても無理な話。
せめて人に話しかけられたときだけでも、意識して笑顔でいるように心がけてみてはいかがでしょうか?
許容範囲が広い
なにかを話せば「それってどうなの?」「ないわー」と否定から入る人と話したいと思いますか?
器が広い人は、基本的に否定から入りません。それこそが、「あの人になら何を話しても聞いてくれる」というキャパの広さを感じさせるのです。
ただ、八方美人的にどっちの意見も迎合するのではありません。
無理に“肯定”をするのではなく、“否定をしない”というニュートラルなスタンスでいることがポイントです。
相手によって態度を変えない
たとえば、同じ意見なのに「あの人の言うことは聞く、この人の言うことは聞かない」と、言ってきた相手によって受け入れるかどうか決めていると、周りからは「好き嫌いが激しい人」と思われてしまいます。
“態度を変えない”というのは、言葉遣いや接し方のことではありません。
「だれが言ったか」ではなく「なにを言ったか」に注目するようにすると、中立的な態度でいられるので、周りには“公平な人”という印象を与えることができるでしょう。
人や物事を一面だけで見ない
“遅刻=ルーズな人”のように、ひとつ悪いところを見たら“その人のすべて”のように解釈している人は要注意。人にはいろんな面があって、ひとつの側面だけで判断できるものではないのです。
人をいろんな面から見るというのも、器が大きくないとできないこと。ひとつの側面でああいう人だ、と決めてしまうほうがラクですものね。
良いことをしても「どうせあの人でしょ」と思わずに、「こういう面もあるんだ」という見方ができると、自然と多様な見方が身についていきます。
おわりに
今回紹介した方法は、ひとまず器が大きそうに見える方法ではありません。
それを続けていくことによって、自然と本当に器が広くなっていきます。ふと気づいたときには、自分の評価も周りの評価も変わっているはずですよ。
(矢島 みさえ/ライター)
(愛カツ編集部)