「加齢とともに膣壁から分泌される粘液が減り、乾燥が進むので、放っておくとシワシワに。これを防ぐためオイルでマッサージをしたほうがいいのです」
A オイルを塗って2本の指を膣内に入れて動かして
「オイルを手にとり膣の外側にオイルを優しく塗りながらマッサージし、次に膣の中に人差し指と中指の第二関節まで入れて優しくぐるりと動かしマッサージを」
A 専用オイルまたは純正のホホバオイルなどを
「化学成分を含まないオーガニックの専用オイルがベスト。アプリコットやホホバ、マカデミアナッツなど実のなる植物の種子のオイルも膣粘膜と親和性が高いです」
A アプリコット種子油がメイン。インティメール バーシングオイル 30ml ¥10800/サンルイ・インターナッショナル B オーガニックのホホバオイル。ホホバオイル 100ml ¥4500/ニールズヤード レメディーズ
A ショーツとの摩擦による色素沈着も
「性器周りが浅黒くなるのは成熟した大人の女性の証なので気にしなくてOK。ただショーツとの摩擦などによる色素沈着の場合もあり、それはケアが必要です」
A 十分に保湿を。専用の美白アイテムも◎
「摩擦などの刺激による色素沈着は、保湿をすれば改善することが多いので毎日しっかりと保湿を。デリケートゾーン用の美白コスメを使うのも効果的」
A デリケートゾーン専用の保湿&美白クリーム。アンティーム ホワイトクリーム 100g ¥2600/サンルイ・インターナッショナル B デリケートスキン用美白美容液。デリケスキン ホワイトエッセンス 50ml ¥5400/ミュゼプラチナム
A 膣ボールで膣トレを
「膣をギュッと締めて引き上げる膣トレをしましょう。膣トレ用のボールを膣の中に入れて落ちないように締めると膣の筋肉を締める感覚がつかみやすくおすすめです」
膣内に入れて締めたり緩めたりを繰り返すだけ。LCインナーボール ¥2200/LCラブコスメ
A コットン100%のものを選んで
「毎日でなくてもいいですが、生理10日前から生理中など抵抗力が落ちる時期は敏感に傾きがちなので、化学繊維ではなくコットン100%の肌に優しいショーツを」
柔らかく肌触りのよいオーガニックコットンショーツ。ナナデェコール フロントナチュラルレースショーツ ¥4200/サロン ド ナナデェコール
A 「粘液力」が高いこと
「膣周りは、汚れやニオイなどがなく清潔で、十分に粘液が分泌されしっとりと潤っているのが◎。膣の中はふっくらとして弾力があるのが理想的」
婦人科医。生理にまつわるトラブルから更年期障害などまで女性の体をトータルでサポート。
「生理のトラブルの陰には婦人科系の病気が隠れている場合があります。子宮頸がんなど、初期には症状が出ない病気もありますし、不妊を招く病気もあるので要注意。病気の早期発見のため、年に1回は婦人科検診を受けて」
A 体が冷えているとより痛く
「体が冷えて血行が悪くなっていると痛みの原因物質が体内に滞り、生理痛がひどくなりやすくなります。または子宮内膜症や子宮筋腫などの病気の可能性も」(松村先生、以下同)
A ショーツに装着するよもぎ配合温めパット。よもぎ温座パット 6個 ¥943/グラフィコ B 内側に暖か素材を使った生理ショーツ。ソフィ オーガニックコットン温活ショーツ ¥1980(編集部調べ)/ユニ・チャーム