片手で扱えるタイプの汚れ落とし、ハンディ洗濯機。小ぶりで携帯性が高く、かつ気になる汚れの部分だけを集中して落とせるという優れものなんです。そんな人気のハンディ洗濯機9製品を集めて、様々な要素を比較しました。
しまった! でも大丈夫シミや汚れ、残しません
部分汚れを簡単に綺麗にできるハンディ洗濯機。持ち運びやすく、素早く汚れを落とすことができるので、たくさんの衣装を扱うスタイリストさんが持ち歩くことも多いようです。
汚れを落とす方式は「洗剤をつけて叩いて落とす」タイプ、「水につけて超音波の振動で汚れを落とす」タイプなどがあります。
いずれも、使い方はとても簡単です。
[たたくタイプ]
対象を裏返して洗剤を塗布。スイッチON!
当てている部分をたたいて、汚れが繊維から押し出されます。シミを移すためのキッチンペーパーやタオルなどが必要なケースもあります。
[超音波タイプ]
超音波の振動で発生させた気泡の力で汚れを落とします。水に浮かせ、そっとなでるだけで汚れがスッキリ!
そのほか、ブラシを使ったり、手でこすったりするなど、いろんなタイプが存在しますが、今回は扱いやすいたたくタイプと洗剤を併用して落とすタイプに絞ってご紹介します。
ハンディ洗濯機の選び方洗浄力と使いやすさがポイント
いろいろなモデルがあるので、どのモデルを選んだらいいか迷ってしまいそうですね。肝心なのはまず洗浄力、そして使いやすさが選び方の決め手となります。
というわけで、こんな項目をテスト・比較しました。
[洗浄能力]50pt
なんと言っても、一番気になるのは、どれだけシミを落とす能力があるのかというところ。そこで、JIS試験用綿布に①ミートソース②ワイン③カレーうどんのダシ④醤油⑤口紅を染み込ませ、どのくらい落ちるか比較検証しました。
[使いやすさ]30pt
出先でもサッと使うには、準備する道具の有無や使ってみた感覚が大切です。使用にあたり、本体以外に道具の準備が必要かどうか、また、重さや持ちやすさなどを含む、使いやすさを評価しました。
[稼働音]10pt
お昼休みについてしまった汚れを落とすのは、職場ですよね。うるさいと迷惑になってしまうかも……ということで、稼働時の音量をそれぞれ計測。静かなものほど高得点としました。
[携帯性]10pt
持ち運び時には小さくて軽いものがベター。大きさや重さなど、持ち歩くとき邪魔にならないかに加え、携帯用の袋などが付属しているかも比較しました。
では、いよいよハンディ洗濯機ランキングの発表です!
洗浄能力ダントツ!スタイリッシュな実力派
堂々の1位に輝いたのは、こちら。
シャープ
超音波ウォッシャー UW-A2
実勢価格:8480円
サイズ・重量/40×168×40mm・約100g(本体キャップ除く)
電源/ニッケル水素蓄電池付属・USB対応
[テスト結果]
洗浄能力:42pt
使いやすさ:26pt
稼働音:8pt
携帯性:4pt
総合:80pt
四角い先端は、汚れの上をゆっくりと滑らせやすい形です。 汚れ部分を少量の水に浸し、この先端で軽くなぞるだけ。
ボディは女性にも持ちやすい幅で、胴が四角いのでしっかり固定できます。
質感も、ツルツルではないので滑ることもありません。デザインもスタイリッシュ。
空気中では、スイッチを入れ忘れたのかと思うほど振動を感じません。でも、水中だと超振動が発生!繊維の奥の汚れも弾き飛ばします。軽く持っているだけでOK。力はいりません、
検証でつけた5種類のシミも……
写真右列上から、ミートソース、ワイン、醤油、左列上からカレーうどん、口紅のシミです。
なかなか手強い汚ればかりですが、ここまで落とすことができました!
女性がつけてしまいやすい、かつ落としにくい口紅の汚れがほぼ完全に落ちました。
また、ランチの時についてしまいがちなミートソースや醤油も真っ白に。ワインとカレーはやや残りましたが、気にならないレベル。汚れが気になって仕事に集中できないなんてこともなさそうですよ。
また、音もほとんどなく、とても静か。バッグに入れておけば、重宝する1台です。