休み明け、連休明け、昼休み後……。「行きたくない」「帰りたい」と感じたことはないですか? なぜ仕事をだるいと感じるのか、仕事がだるい時とはどんな時なのか。心理カウンセラーの笹氣健治さんに対処法を教えてもらいました。
仕事をしていると、「今日は仕事をやりたくないなぁ……」「会社に行くのが面倒くさい……」などと思ってしまう日があるものです。
このような時に人は「仕事がだるい」と感じるのですが、そうなると、出社するのが苦痛となり、いざ仕事をしようとしても生産性が上がりません。
「仕事がだるい」と感じてしまったら、どうしたらいいのでしょうか。
無駄に一日を過ごすことにならないよう、「仕事がだるい」と感じる時の対処法をご紹介しましょう。
仕事がだるい時とは
「仕事がだるい」と感じた経験は、きっと誰もが一度や二度はあるはずです。中には最近ずっと感じているという人もいるかもしれませんね。
では、いったいどういう時に「仕事がだるい」と感じるものなのでしょうか?
「仕事がだるい」と感じる状況は人それぞれです。まずは、具体的にどのような時にそう感じるのか、よくあるケースをまとめてみました。
出勤前
朝が苦手な人や冬の寒い朝などは、なかなか布団から出られず、いつまでも寝ていたいと思うもの。
そんな時は、「だるいなぁ。会社に行くのが面倒くさいな」と思ってしまいます。
休日の夜・連休最後の夜
ぐだぐだ過ごした休日の夜。思いきり遊んで楽しかった連休最後の夜。
休日をどのように過ごしたとしても、明日からまた仕事という日の夜は、「会社に行きたくないなぁ」と憂うつな気分になることが多いものです。
昼食後
昼食を済ませたあとに「さあ午後もがんばろう」と思えるといいのですが、「仕事が終わるまで、まだ半日もあるのか」「今日も残業かなぁ」などと考えて、気が重くうんざりした気持ちになってしまうこともあるでしょう。
一週間の中盤
月曜から金曜日まで5連勤の人の場合、週の中盤の水曜・木曜あたりになると「次の休みまで、まだ2日もある」「早く週末にならないかなぁ」と考えてしまい、「仕事がだるい」と感じやすいです。
やらなきゃいけない仕事がたまっている
「見積書を作成しないといけないし、会議資料も作らないといけない。あのお客様に早くアポを入れなきゃならないし、来月の目標と計画も提出しなきゃ。昨日の日報もまだ書いてない。ああ、本当にもう面倒くさい!」。このようにやらなくてはいけないタスクが山積している時も、感じがちです。
仕事がつまらない
自分が担当する仕事は毎日同じことの繰り返しで飽きてきた。単純な作業ばかりで仕事にやりがいが感じられない。
このようなつまらない仕事ばかりやらされていると、「仕事がだるい」と感じてしまうもの仕方がないことだといえます。
仕事がつらい
毎日遅くまで残業。休みがとれない。会社の人間関係がつらい……。
仕事量が多かったり、職場で大きなストレスを抱えていたりすると、心身の疲労が慢性的になって意欲が低下していき、「だるいなぁ……。この会社、辞めようかな」となってしまいます。