帰りたい。仕事がだるい時の対処法&予防法
「仕事がだるい」と感じる時にはどうすればいいか、そもそも、そうならないためにはどういうことに注意したらいいのか、仕事がだるい時の対処法をご紹介しましょう。
仕事がだるい時の対処法⇒簡単な仕事に専念
「仕事がだるい」と感じている時には集中力が必要な仕事をするのは難しいので、あまり思考を働かせずに済む簡単な仕事を片付けることに専念するのが得策です。メールチェック、資料に目を通す、身の回りの整理整頓などをやりながら、頭がクリアになるのを待ちます。
このように、いったん「だるい」と感じてしまうと、どうしても回復に時間がかかりますので、やはり大切なのは、そうならないための予防法です。そこで、日常的にどのようなことを意識すればいいかについてまとめましたので、参考にしてください。
「仕事がだるい」と感じないための予防法5つ
(1)睡眠の質を上げる
たまった疲労をとるには、睡眠が一番効果があります。ただし、ただ寝ればいいというわけではなく、睡眠の質を上げることが重要です。
ポイントは寝る前の2時間で質の高い睡眠となるように準備をすること。そのためにやったほうがいいこと、やってはいけないことがあります。
まず、やったほうがいいことは、身体をリラックスさせるストレッチ運動、入浴、読書などです。家族やペットとコミュニケーションすることも心の安らぎを得るにはいいでしょう。少し照明を暗めにして、ゆったり音楽を聴いたりアロマの香りで癒されたりするというのも効果的です。
逆に、やってはいけないことは、視覚に強い刺激を与えることです。スマホ、パソコン、テレビの刺激は交感神経を活発にして身体の活動スイッチをオンにするので、質の高い睡眠を考えた場合には、就寝前の2時間以内に見ることは、できるだけ避けた方がいいでしょう。
布団に入ってもスマホが手放せないという人は、睡眠の質を悪くして「仕事がだるい」という状態を自ら作り出しているようなものなので注意してください。
また、できれば食事や飲酒も就寝2時間前までには済ませておきたいところです。寝る前の2時間の正しい過ごし方は、その日の疲労を翌日に持ち越さないためにとても重要なことですので、ぜひ毎日意識してみてください。
(2)生活リズムを整える
特に休日の過ごし方には気をつけましょう。
寝だめしようとしていつまでも寝ているのはよくありません。海外旅行の際に時差ボケでつらかった経験をした人もいると思いますが、休日の寝だめは、まさに自分自身で時差ボケを作り出しているようなものなのです。
休日であっても仕事がある日と同じ時刻に起きるのが理想です。どうしても起きられない時でも、最大2時間の範囲で起きるようにするといいでしょう。
また、休日に運動をすることもお勧めです。運動することで成長ホルモンが分泌されて、疲労回復や新陳代謝の促進によるアンチエイジング効果が期待されます。ジムに行って1時間程度の有酸素運動をしたり、うっすら汗をかく速度で近所をウォーキングしたりするなどしてみましょう。
休日に運動しようと意識することは、ぼんやりとあっという間に休日が終わってしまったという事態を回避できるので、生活リズムを崩さないためにも有効です。
(3)仕事のやり方を見直す
仕事でのストレスをためないことも、仕事がだるくならないための予防には重要です。
仕事量が多すぎて困っている人は、自分で抱え込まずに上司や同僚の協力を得るようにしたり、100点満点の完成度をめざさずに及第点の70~80点で良しとしたりするなど、自分の仕事の進め方やこだわりを見直すことが役に立つでしょう。
それでも限界があるという場合、たとえば、職場の人員が少なくて周囲の協力が得られない、ノルマが厳しすぎる、といった場合は、転職を考えることも必要かもしれません。
社員のストレスは、本来は会社が把握して対処すべきことなのですが、それをしていない上司や会社であれば、そこから逃げ出すことは決して悪いことではないはずです。
身体を壊してしまっては元も子もありませんので、仕事のストレスが解消される可能性が少ない状況にある時は、よく考えてみることをお勧めします。
(4)自分で自分に報酬を与える
自分のがんばりが他人に評価されないというのであれば、自分で評価してみてはどうでしょうか?
たとえば、今週もミスなく仕事をやり終えた時などは、週末に自分へのご褒美として、欲しかった服や小物を買ってみる、ちょっと雰囲気のいいレストランでランチをしてみる、映画を観に行ったり美術館に行ったりしてみる、といったことをするのです。
毎月の収入の中であらかじめ予算を決めておいて、その範囲で出費するようにすれば金欠になって困ることもないはず。
ストレス解消のショッピングではなく、ちゃんと仕事をやった時に、がんばったことへのご褒美として自分で自分に精神的報酬を与えることで、また来週もがんばろうと思えてくるものです。