カット技1:四隅掃除にマンゴーカット
スポンジに格子状の切れ目を入れて「マンゴーカット」にすると、シンクの四隅などカーブした形状の部分が掃除しやすくなります。
▼おすすめ掃除場所
お風呂の四隅
シンクの角
扉の角 ほか
力を入れすぎず、軽くこするだけでスッキリ! マンゴーみたいにフサが開くので、汚れが溜まりがちなしつこい四隅汚れにぴったりです。
あまり深く切ってしまうと掃除中にバラバラになってしまう可能性があるので、スポンジの厚みの半分以下の深さで切り込みを入れてください。
カット技2:レール掃除に筋切りカット
大小の溝が連なって掃除がしにくいサッシのレールも、メラミンスポンジなら一気にキレイにできます。
レールの凹凸に合わせてスポンジに切り込みを入れ、軽く前後に動かすだけでお掃除終了!
▼おすすめ掃除場所
サッシのレール
クローゼットの扉のレール ほか
カット技3:穴掃除には三角カット
細長い三角形にカットすると、急須やヤカンの注ぎ口などの長細い穴にもマッチ。三角形の鋭角な方をキュッと細めて、注ぎ口に差し込み、数回前後させるだけで頑固な茶渋汚れもスッキリします。
▼おすすめ掃除場所
急須やヤカンの注ぎ口
浴室レールや扉下の隙間 ほか
メラミンスポンジNGの場所は?フローリングや新築住宅は要注意
メラミンスポンジは手軽に使えて便利ですが、研磨剤なので、何にでも使えるというわけではありません。効果を発揮するのは、主に「固くてツルツルした所」「汚れが蓄積している所」です。
やわらかい素材やコーティング加工が施されたものは、研磨作用によって傷がつく可能性があるので、メラミンスポンジは基本的にNGです!
皮膚や歯など人体に使うのは絶対NG!
メラミンスポンジを素手で持って掃除をするのは大丈夫ですが、皮膚についた汚れを落とすのに使ってはいけません! 皮膚が削られて傷だらけになってしまいます。
また、歯のクリーニングにも使ってはいけません。汚れだけでなく、歯のエナメル質が削られて大変なことになります。また、掃除用のメラミンスポンジは人体にいいものではないので、削りカスが口の中に残ると大変です。
「歯磨き用」として売られているメラミンスポンジと、掃除用のメラミンスポンジは決して同じものではないのでご注意ください。
コーティングされた所は要注意!
撥水・防汚等のコーティングが施された洗面台や便器などにもメラミンスポンジは向きません。研磨剤によりコーティングが剥がれてしまい、逆に汚れがつきやすくなってしまいます。
曇り止め加工が施された鏡や、鏡面加工仕上げの冷蔵庫の扉などにもメラミンスポンジはNGです。表面に傷がつく、ツヤがなくなってしまいます。
フローリングや新築の住宅もNG
フローリングの床はワックスが剥がれてしまう可能性があります。また、汚れが蓄積していない新築のお宅や、新品の家具・家電にもメラミンスポンジは不向きです。新品製品ならではのツヤや輝きが、研磨されて失くなる可能性があります。
以上、「メラミンスポンジ」の正しい使い方のご紹介でした。
メラミンスポンジは正しい使い方をすれば“家事ラク”の強い味方になりますが、間違った使い方をすると、生活用品がキレイになるどころか傷だらけに……。今まで何となくメラミンスポンジを使っていた方は、ぜひ参考にしてみてください。