4.寝坊した場合の想像をする
前述の「読みなれた本やマンガを読む」という方法は神経質なタイプの方に有効な方法ですが、能天気なタイプの方はこちらの方法をおすすめします。
朝から猛ダッシュしている自分、上司に酷く怒られて凹んでいる自分、などを思い浮かべることで寝坊に対する抑止力が働きます。
寝坊しない習慣の作り方
最後に、日ごろからできる「寝坊しないための習慣作り」をご紹介します。
1.睡眠時間の優先順位を上げる
前述したように、睡眠時間は日常の優先事項の最下位に組み込んでしまいがちです。
つまり「○曜日は習い事で、そのあと飲み会に合流するから寝るのが遅くなるけど仕方ない」といった考え方です。
しかし、睡眠不足は寝坊だけでなく身体の抵抗力を弱くしたり、気力・意欲の低下など心身の不調に直結したりすることもあります。就寝時間をしっかりと予定に組み込み、優先順位を上げましょう。
2.寝酒をしない
アルコールには寝つきを良くする効果があるため、眠れないとお酒を飲むという習慣がついてしまっている方もいるかもしれません。
しかし、アルコールによる眠りは浅いため、質の良い睡眠はとれません。途中で起きてしまい朝まで眠れず、やっとウトウトしたら寝坊してしまった、という悪循環がつきやすいのです。
アルコールは耐性もつきやすく依存性もあります。眠れないときにお酒の力を借りるという寝酒の習慣はやめましょう。
3.朝のルーティンを作る
寝坊しないで起きる、ということだけに焦点を当てるのではなく、もっと大きな時間のくくりでルーティンを作りましょう。
たとえば、「軽いストレッチ」「豆から珈琲を入れる」「観葉植物に水をあげる」「朝シャワー」といったことです。
ルーティン化してしまうと、寝坊してそれらができなかったときにストレスを感じるため、そのストレスを回避しようという心理が働き、無理なく早く起きられるようになります。
4.自分の睡眠サイクルを把握する
睡眠には眠りが深いノンレム睡眠と、眠りが浅いレム睡眠があります。就寝直後はノンレム睡眠から入って約1.5時間毎にレム睡眠に切り替わり、それが交互にやってきます。
起きるタイミングはレム睡眠(浅い眠り)のときのほうがスッキリと起きられますので、この睡眠サイクルを逆算し、自分の体質と環境に最適な就寝時間と起床時間を把握しておきましょう。
ストレスを緩和して良質な睡眠を