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無性にお肉が食べたいのはなぜ? 栄養不足やストレスが原因かも

ふとしたときに「お肉が食べたい」と、無性に感じること、ありませんか? それはもしかしたら、体からのサインかもしれません。今回は、お肉が食べたいと感じる原因をまとめてみましたので、ぜひ参考にしてみてください。

無性にお肉が食べたい!

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ふとしたときに「お肉が食べたい!」と感じること、誰しもあるのではないでしょうか。「じゃあ今日の夕飯は焼肉にしようかな」と、自己解決する場合がほとんどかと思いますが、なんでお肉が食べたいと感じたか、考えたことはありますか?

今回は、「お肉が食べたい」と思う原因について、調べてみました。理由がきちんと把握できれば、食事の時間も有意義に過ごせそうですよね。ぜひ、参考にしてみてください。

お肉が食べたいときの"身体的"原因

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栄養不足

鉄分とたんぱく質

疲れている

運動をしたあとや、一日の仕事終わりなど、疲労を感じているときに、お肉を食べたくなることが多いです。これは、体がエネルギーを欲しているため。お肉に含まれるたんぱく質は、代謝されることによってエネルギーに変わるので、疲れているときにはお肉料理が欠かせませんね!

お肉が食べたいときの"心理的"原因

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ストレスがかかっている

強いストレスがかかっているとき、お肉を食べたいと感じる方が多いようです。原因は、体内の「セロトニン」という物質が不足しているため。セロトニンは精神安定に関わる成分で、足りなくなると不眠や不安感などの原因にもなります。(※1)

そんなセロトニンは、お肉などに含まれる「トリプトファン」という必須アミノ酸から作られています。(※2)お肉を食べればトリプトファンが補給され、体内のセロトニン量を増やし、ストレス軽減につながるのです。

肉に依存している

「依存」というとすこし怖い印象ですが、お肉の依存は軽度であれば問題ありません。

まずは、依存してしまうメカニズムからお話しします。依存の原因となる物質に「ドーパミン」というものがあります。これは脳から放出されるもので、興奮や快感の元になる物質です。ドーパミンによる"幸福感"を何回も覚えると、ドーパミンが足りなくなったときに不快感を覚えるようになり、依存状態になってしまいます。(※3)

お肉に含まれるトリプトファンは、このドーパミンを作り出す物質であるため、お肉を食べたときに覚える幸福感を求め、「お肉が食べたい」という思考に至るわけです。依存が原因の場合、欲のままにお肉を食べると、当たり前ですが食べ過ぎになってしまうので、気をつけてくださいね。

女性なら「生理」や「妊娠」が原因の場合も

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生理による鉄分不足とイライラ

女性は生理中、鉄分が不足しやすいです。それを補うために、鉄分豊富なお肉などが食べたくなることがあります。また、生理前や生理中は、精神的に不安定になりがち。セロトニンを増やそうと、お肉を食べたくなることもあるようです。

妊娠中で食べ物の嗜好が変わった

「妊娠をして食べ物の嗜好が変わった」という話は、よく聞きますよね。普段はお肉を食べないのに、最近やけにお肉が食べたい……そんなときは、妊娠の可能性も否定しきれません。

そもそも味覚の変化はなぜ起きるのか、未だ解明されていない部分が多いですが、ホルモンバランスが原因のひとつとされているようです。妊娠中に分泌される「プロゲステロン」という物質には、味覚を鈍らせる作用があるとされています。(※4)

プロゲステロンは生理中にも分泌される物質なので、必ずしも妊娠が原因というわけではありませんが、可能性のひとつとして覚えておくといいかもしれませんね。

そのほか「〇〇が食べたい」ときの原因

お肉以外にも、「これが食べたい!」と感じること、ありますよね。ここからは、さまざまな限定的食欲の原因をまとめてみました。

甘いものが食べたい!

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チョコレートやケーキなど、「甘いものが食べたい」と感じるとき、ストレスを受けている可能性が高いです。

上でもお話ししましたが、ストレスがかかっていると体内の「セロトニン」という物質が不足します。糖分を摂取すると、セロトニンの分泌が促されるため、甘いものが食べたくなるようです。(※5)

辛いものが食べたい!

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暑い夏の日、「辛いものが食べたい!」と感じることはありませんか? それは、もしかしたら体を涼ませようとしているからかもしれません。

辛いものを食べて体温が上がると、それ以上の体温上昇を抑えようと汗が出ます。汗は、皮膚の表面で熱を奪いながら蒸発するため、涼しさを感じられるのです。(※6)

すっぱいものが食べたい!

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すっぱいものの代表格に、レモンや梅干しなどがありますが、これらには「クエン酸」という酸味成分が含まれています。すっぱいものが食べたいと感じるのは、クエン酸を欲しているため。

体内には、疲労の原因となる焦性ブドウ糖や乳酸といった物質を除去するのに、「クエン酸回路」という仕組みがあります。体が疲れているときは、クエン酸回路が十分に働いていない場合がほとんど。(※7)

そこで、クエン酸を補給することでクエン酸回路を活性化させようと、疲労感があるときには酸っぱいものが食べたくなるというわけです。

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