真っ赤な色で目を惹くレッドベルベットケーキ。その変わった名前の由来や、赤色の秘密をご存知でしょうか。こちらの記事では、レッドベルベットケーキが赤い理由と、基本の作り方をご紹介していきます。派手な見た目に隠された、想像以上のおいしさは、プレゼントやバレンタインにぴったりですよ。
真っ赤なスポンジ「レッドベルベットケーキ」とは
レッドベルベットケーキは、真っ赤なスポンジ生地と、白いクリームのコントラストが特徴。誕生の由来は諸説ありますが、「ベルベットのように口当たりのいい赤いケーキ」として19世紀のイギリスで生まれたという説が有名です。現在は、アメリカやヨーロッパ、カナダでも人気のスイーツとして親しまれています。
赤さの秘密は?
昔は、ココア豆に含まれるアントシアニンが、ケーキの材料であるバターミルクや重曹の酸に反応して、ケーキを赤く染めていました。
いまでは、ココアパウダーの製法技術が発達し、酸を加えても赤く反応することはありません。そのため、人口着色料(食紅)を使用するのが一般的です。また、ビーツでケーキを赤く染めるレシピもありますよ。
レッドベルベットカップケーキの作り方(調理時間:30分)
ココア風味の小さなケーキに、甘いクリームチーズフロスティングをトッピングしたレッドベルベットケーキです。ケーキ生地にはサラダ油を使い、さっくりと軽く仕上げました。ほんの少し加える塩が、クセになる甘じょっぱさを出してくれます。
材料(底直径3.3cmミニカップ型16~18個分)
・薄力粉……80g
・砂糖……80g
・卵……1個
・ココアパウダー(無糖)……大さじ1杯
・ベーキングパウダー……小さじ1/2杯
・塩……ひとつまみ
・サラダ油……80cc
・牛乳……60cc
・酢……小さじ1/2杯
・食紅(粉末)……小さじ1/2杯
・バニラエッセンス……適量
クリームチーズフロスティング
・クリームチーズ……100g
・バター……30g
・粉砂糖……60g
作るときのコツ
材料を混ぜていくだけなので、むずかしいコツはありません!ただし、材料の分量は正しく守りましょう。とくに、酢とベーキングパウダーは重要。ふたつを混ぜることで二酸化炭素が発生し、カップケーキがふんわり焼き上がりますよ。
作り方
下準備
卵、クリームチーズ、バターを常温に戻しておきます。薄力粉とココアパウダー、ベーキングパウダーは合わせてふるっておきましょう。オーブンは170℃に予熱しておいてください。
1. 卵と砂糖をもったりするまで混ぜる
卵と砂糖をボウルに入れ、ハンドミキサーで混ぜます。もったり白くなるまでしっかり混ぜましょう。
2. サラダ油、牛乳、酢、食紅、バニラエッセンスを加える
サラダ油と牛乳を入れて混ぜます。なめらかになったら、酢と食紅、バニラエッセンスを加え、さらに混ぜてください。
3. 粉類と塩を加えて混ぜる
ふるっておいた薄力粉、ココアパウダー、ベーキングパウダーと塩を加えて混ぜます。ダマがなくなるまでしっかり混ぜましょう。
4. カップに生地を流し入れる
カップの8~9分目まで生地を流し入れます。ゆるい生地なので、絞り出し袋に生地を入れて、カップに絞っていくと作業しやすいです。