相手との関係別「ナルシストとの付き合い方」
では、もし恋人や上司、友達などがナルシストだと分かったら、どのように付き合えばよいのでしょうか。
最後に、相手との関係別に上手な付き合い方を考えていきます。
上司や同僚、知人の場合
まずは、上司や同僚、知人が相手だった場合について考えてみましょう。
褒め言葉で穏便な人間関係を作る
上司や同僚、知人などが相手の場合、下手なことを言って関係を壊したくないと考える人が多いのではないでしょうか。
そう考えると、相手の主張をそのまま受け入れてあげるのがベストだと考えられます。もし褒めてほしそうにしていれば、「すごいですね」や「さすがですね」といった褒め言葉を伝えることで相手の気は済むはずです。
主張・存在の否定はせずにかわす
もし相手の話ばかりを延々と聞かされて困ったら、「もっとお話を聞いていたいのですが、ちょっと次の予定がありますのでまたの機会に」といったかわし方をするのがおすすめ。相手の主張や存在自体を否定しないよう、くれぐれも注意しましょう。
彼氏や彼女、友達の場合
続いて、彼氏や彼女、友達などが相手だった場合の付き合い方を紹介します。
「相手を変える」のは難しい
彼氏や彼女、友達といった相手がナルシストだった場合、これから先のことを考えて「ナルシストではなくなってほしい」と思う人もいるのではないでしょうか。
しかし、相手を変えようとすればするほどうまくいかなくなるのが人間関係です。
もし相手が変わってくれなければ付き合っていけないと思うなら、付き合い自体を考え直したほうがよいかもしれません。
反対に、本人のためになんとかしてあげたいと思うなら、効果はお約束できませんが方法はあります。それは、相手が褒められたい部分を褒めるのではなく、あなたが本当に伝えたいことだけを伝える方法です。
本心のままに相手を褒める方法
ナルシストは劣等感を拭うために人から評価されたいと思っているため、その気持ちを満たしてあげると喜びます。
ただ、そうして相手の誇示してきたことを褒め続けることで相手が誇示する行動を繰り返すようになるため、注意が必要です。いつか、その行動があなたにとって苦痛になるかもしれません。
そこでおすすめなのが、相手の誇示してきたことではなく、あなたが本当にうれしいと思ったことだけを褒める方法です。
具体的には、
「あなたと一緒にいるだけで心が休まる」
「あなたのことを深く知れてうれしい」
「いつも私のために○○をしてくれてありがとう」
などですね。
これらを伝えれば、相手は「自分を褒めてもらえた、認めてもらえた」と感じます。
逆に、相手が誇示してきたことに対しては、サラッと受け流すようにしてみてください。