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展望リビングがゆとりと癒しを生む機能と美しさが共存した共働き夫妻のための家

インテリア

住宅密集地でありながら素晴らしい眺望を手に入れた野添邸。1階に機能面を詰め込み、2階では美しい風景がもらたす豊かな時間を愉しんでいる。

温かみのある木製の引が戸が印象的なエントランス。引き戸を開け放つと、玄関前のアプローチから、玄関奥の物干しテラスまで視線が抜ける。

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1階には、洗濯の動線を考えて配置したサニタリールームや物干しテラスがある。左側に設けた壁が、玄関からの程よい目隠しになっている。

コンクリート造の地階は広々としたワンルーム。急勾配の敷地を活かして設えた窓からは、地下とは思えないたっぷりの光が入る。
現在は、ベッドルームと子どもたちの勉強スペースとして使用している。
「地下はいかようにもできるように、がらんどうの状態にしてもらいました。子どもたちの成長や生活スタイルによって変化していくと思うので、住みながら考え、変えていければいいかなと思っています」(聡司さん)
この部屋の大きな収納は聡司さんが造ったもの。大作と思いきや「作製期間は1週間くらい」とのこと。「市販のベニヤ板の長さがちょうど収まったので、それを組み合わせて造っただけ。解体するのも簡単です」と。そのときどきの家族のニーズに合わせて変化できる自由度の高いスペースとしている。
共働きの野添さん夫妻は、家事は明確に分担するわけではなく、それぞれの仕事の忙しさによって「できるほうがする」というスタンス。家づくりも対等で、お互いが納得するまで話し合いを重ねて形にしていったという。
今後も対話を大事にしながらお2人らしいエッセンスを加え、時が経つほどに愛着が深まる住まいとなっていくことだろう。

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地階とは思えないほど、大きな窓から日差しが入る。カーテンで目隠しした大型収納は聡司さんが作製したもの。

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撮影時には会えなかった長男の晃(ひかる)くん(13歳)は、リトルシニアリーグ(硬式野球)で活躍中。最近、勉強に集中できるようにと、ロフトベットを入れた。

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収納の階段側は本棚を造作。壁にぴったりくっつけず、回遊性をもたせた。

野添邸
設計 イマジョウデザイン一級建築士事務所

イマジョウデザイン一級建築士事務所

プロデュース ザ・ハウス
所在地 神奈川県横浜市
構造 木造(1階、2階)+RC造(地階)
延床面積 103㎡

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