100均にはほぼ全てと言っていいほど様々なキッチングッズが取り揃えられていますよね。でも、品質がどうなのかも分からず手を出して、実際は使いづらかった……という失敗もしばしば。そこで、プロの料理家とテストする女性誌『LDK』がその実力を検証。今回は、「炒める」「すくう」で調理をアシストしてくれる“調理スプーン”と無印良品の人気商品の使い勝手を比較してみました。
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※情報は『LDK』2020年2月号掲載時のものです。価格が変動している場合や在庫切れしている場合があります。
100均グッズでもう失敗しない！本当に使えるアイテムを徹底調査
100円ショップで余計なものをついつい買いすぎてしまったり、いざ試してみれば思った以上に使えず「使い捨て」状態になってしまったり、なんて経験はありませんか？ 安いからと使えないグッズを買い込めば、お部屋の中も散らかる一方です。
たかだか100円の商品でも、購入数が増えれば大きな出費です。できれば本当に実力のあるアイテムだけを手に入れて、ムダな買い物を減らしたいですよね。
そこで、これまで数々の100均グッズをテストしてきた『LDK』が、プロとともに本当に使えるアイテムを徹底調査しました！ テストの手順は以下の3ステップです。
Step1：テレビやSNSなどで注目されている＆新作100均グッズをピックアップ。
Step2：各ジャンルのプロとともに100均グッズを辛口ジャッジ。
Step3：プロ＆編集部のお墨付きグッズ、まあまあ使えるグッズのみをご紹介！
今回ご紹介するのは、へらとおたまの2役をこなしてくれる“ターナースプーン”とも言われる“調理スプーン”です。キャンドゥ・セリアの3製品と、定番として人気の無印良品の製品を比較しました。
【キャンドゥ】持ちやすさは高評価ただ柔らかすぎてコシなし
キャンドゥ
シリコンスプーン オリーブ
購入価格：110円
キャンドゥは、スプーンの先がグニャグニャに曲がってしまうほど柔らかい素材でした。力が先までしっかり伝わらないので、少し使いにくいです。
持ちやすさは高評価！
無印良品のものと比べると柔らかすぎるほどの素材で、イモなどの重量感のある具材はどうしてもすくいにくかったです。
無印のスプーンは素材が柔らかすぎず硬すぎず、ちょうどいい硬さ。具材をすくうのも炒めるのも完璧にこなせました！
▼比較した商品はこちら
無印良品
シリコーン 調理スプーン
購入価格：590円
「ヘラ」と「おたま」のどちらもこなせる、まさにいいとこ取りのターナースプーンです。シリコンの硬さが絶妙で、具材をすくったり炒めたりと幅広く使えます。
過去にベストバイを獲得し、最近値下げされてさらに話題となっています。
【セリア】硬めですくいやすい！炒めるのにはあまり向かないかも
セリア
ターナースプーン
購入価格：110円
無印良品のスプーンより硬めの素材で、さらにヘラの先の曲がり具合が良くすくいやすいです。スプーンとしては使いやすそうですが、炒め物に使うのはあまりお勧めできません。
【キャンドゥ】素材が硬すぎ！すくうことにしか向いていません
キャンドゥ
調理ができるターナースプーン
購入価格：110円
こちらはキャンドゥの別の製品、無印良品のものと似たターナースプーンです。スプーンそのものが硬すぎて、すくうことしかできませんでした。立てて置けるのが特徴ですが、使った後に立てると煮汁が垂れてきてしまいます。
以上、今回見つけた100均の3製品は見た目は無印とよく似ていても、品質はそっくりとは言えませんでした。
ちなみに、サンロクマルでが過去に掲載したスプーン型レードルの検証記事で、無印良品クラスに使いやすい！と評価を得たのはこちらです。
しなりも硬さもちょうどいいマーナの調理スプーン
マーナ(MARNA)
トライアングリップ シリコーン調理スプーン
実勢価格：819円
※リンク先はブラックです。
過去の検証で無印良品級の使いやすさで高評価だったマーナの「トライアングリップ シリコーン調理スプーン」です。調理スプーンと、スパチュラを合体させた形。グリップが「三角断面」で持ちやすく、耐熱温度も200℃と合格点でした。
以上、今回の検証結果から、ターナースプーンは素材が柔らかすぎても固すぎてもダメだということが判明しました。
100均アイテムもそこそこ使えますが、長く愛用するなら使い心地のいい定番の無印良品やマーナを選ぶ方がいいかもしれませんね。
