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参加したくない「社内イベント」の意外なメリット

仕事で大成功を成し遂げたいとか、そんな大それた野望はないけど、なんとなくうまくやりたい。いつもの働き方を小さくアップデートする「お仕事ハック」を紹介します。

今回は「社内イベントに参加したくない」という女性のお悩みに、コラムニストのヨダエリさんがアドバイス。

社内イベントに参加したくない

私の会社はチームワークを大事にする風土があり、飲み会はもちろん、ボウリング大会やフットサル大会など、社内イベントが数多く実施されます。だけど私は正直それらに参加したくありません。前に無断で休んだら「チームワークを大事にしてほしい」と上司に叱られました。だけど、今後もできるだけ参加したくないです。穏便な断り文句があれば教えてください。

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私も、社内行事ヒャッホー! と喜ぶタイプではないので、気持ちは分かります。毎日仕事で顔を合わせてるんだから、そんなにしょっちゅうやらんでも……と思ってしまいますよね(苦笑)。

ただ、全く開催されないのは寂しい、とも思います。社内行事は、仕事で接する人たちの人となりを知る機会になるので。

それって知る必要あるの……? と思うかもしれません。確かに詳しく知る必要はないです。でも、少し知ることによって、仕事をしやすくなることは多々あります。

社内イベントに参加するメリット

例えば。仕事のミスで厳しく叱られて以来、何となく気まずさを感じていた上司から、「飲んでるかー?」と飲み会で話しかけられ、「あっ、嫌われてなかった」と安心するとか。

同じチームの同期女性が最近ボーッとしがちだったのは、母親が倒れて入院していたからだと、バーベキューで一緒に肉をジュージュー焼きながら話して初めて知るとか。

日頃から男尊女卑的な発言が多く苦手に感じていた男性の先輩が、ボウリング大会でチーム全員に声をかけ引っ張っていく様子を見て、「悪い人じゃない」と気付くとか。

……要は、会社の人や出来事を複眼的に捉えられるきっかけになるんですよね。自分の誤解や思い込みに気付くことでモヤモヤが解消し、心穏やかに仕事に取り組めるようになる。

もちろん、「やっぱりこの人、苦手だ」とグッタリすることもあるでしょう(悲)。でも、他の人がその人にどう接し、どんなふうにうまくやっているかを学ぶ機会になります。

そういう意味では、会社で人間関係がうまくいっていない人こそ、社内イベントには行った方がいいんですよね。

それでも行きたくないときの断り方

なので、例えば平日の飲み会など、仕事の後そのまま行けるイベントだけは参加するようにしてみては? 一次会だけでも。

で、土日祝日のイベントが苦痛なら、家の用事や冠婚葬祭などを理由に欠席すると角が立ちにくいかと。「申し訳ないのですが」などの言葉を添えて。

体調不良だと当日になってのドタキャンになるケースが多く、幹事に迷惑をかけるので、あまりおすすめしません。そして、無断欠席はダメですよ! 人として!

自分がやりたいイベントを提案するのも手

今後も断り続けるのがシンドイ……ということなら、いっそあなたの好きなジャンルのイベントを提案してみては?

座禅や書道やサバゲーや脱出ゲームをみんなでやってもいいわけで。前の2つは集中力を身に付けるのに役立ち、あとの2つはチームワークを磨くのに役立ちます! と説明して。

イベントを頻繁に行うのは会社の方針でしょうから、当分は続くはず。転職を考えるレベルで苦痛というわけではないなら、楽しんじゃった方が得かもしれませんよ!

POINT.

・社内イベントは人や出来事を複眼で捉えるチャンス
・仕事終わりに行ける平日のイベントだけでも参加してみては
・無断欠席はNG、家の用事や冠婚葬祭を理由にすると角が立ちにくい
・いっそ自分が楽しめるイベントを提案するのも一案

(文:ヨダエリ、イラスト:黒猫まな子)

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