コーヒーの濃さは、ドリップバッグの中に入っているコーヒーの量によって変わります。市販のドリップコーヒーバッグの内容量は基本的に約7~12gです。コーヒーの風味をしっかりと感じたい、濃い目が好みなのであれば、多めに入っているものを選ぶと良いでしょう。
仕事の合間などに頻繁にコーヒーを飲む人やコーヒーが大好きな人は、カフェインの過剰摂取が気になりますよね。また、妊婦さんもカフェインの取りすぎは避けたいところ。
そんな人におすすめなのが、カフェインレス(デカフェ)タイプのドリップコーヒーです。カフェインレスタイプのコーヒーはカフェインがほとんど含まれないので、気になる方は試してみるのもいいでしょう。今回のランキングでも取り上げたのでぜひチェックしてみてください。
ただし、コーヒーからカフェインを除去する際に、風味や香りが変化してしまうことがあります。好きなタイプのコーヒーでもカフェインレスタイプとは味が異なる場合があるので、まずは少量パックで味を確かめてみてくださいね。
ドリップバッグは、いわゆる「ハンドドリップ」と淹れ方が同じで、4回に分けてお湯を注ぎます。1投目は豆に均一にお湯を含ませてから20秒ほどそのままにして蒸らし、2投目で粉を膨らませ、3、4投目でコーヒーを抽出しましょう。
今回のテストにあたって、スーパーなどで売れ筋のドリップバッグコーヒー39製品を集結。コーヒーのプロである富田佐奈栄氏にご協力いただき、富田氏と雑誌・LDK編集部員、主婦モニターが実際に試飲しました。
採点は富田氏が行い、、味の感想には主婦の意見も反映しています。
テストしたのは、次の5項目です。
製品名や宣伝文句から想像するコーヒーの香り高さを審査。香りが弱いと減点しました。
コーヒーを飲んだ瞬間の「おいしい!」という感覚の強さ、旨み・味わいなどを審査
渋味や苦味が織りなす「コク」に、丸みまたは重厚感があるかを審査しました。
コーヒー本来の甘味とコク・後味のバランスがよく、香りとマッチしている場合は加点しました。
白い紙コップに100ml注いだうえで並べて比較し、色の美しさを採点しました。
以上の5項目をテストした結果は、評価の高かった製品から順にランキングで発表します。また、採点の対象ではありませんが、苦味、酸味、焙煎も数値化しています。ぜひ、コーヒーを買うときの参考にしてください。
それでは、お待ちかねのおすすめ商品ランキングを発表します!
但馬屋珈琲店
但馬屋クラシックブレンド
ドリップバッグコーヒー
実勢価格:149円
内容量:12g
豆の原産国:コロンビア、ブラジル 他
▼テスト結果
苦味:4
酸味:4
焙煎:4
▼テスト結果
香り
20点/20点
味の第一印象
19点/20点
コク
20点/20点
バランス
19点/20点
色
18点/20点
合計
96点/100点
ベストバイは但馬屋珈琲店「但馬屋クラシックブレンド・ドリップバッグコーヒー」。お湯を注いでいるときの、フルーティな豆を煎ったような香りがとてもよく、ネルドリップで淹れた喫茶店のコーヒーのような奥深いコクがあります。
砂糖やコーヒーミルクを入れてもコーヒーの味が際立ちます!
東京・新宿などに喫茶店を展開する但馬屋珈琲店のクラシックブレンドは、苦味と渋味、酸味、甘味が融合した上品な味。ネルドリップで淹れたかのようなコクで、濃厚なチョコやクッキー、チーズケーキと合います!
キーコーヒー
ドリップバッグ グランドテイスト
コク深いリッチブレンド
実勢価格:429円
内容量:6g×18袋
豆の原産国:ベトナム、ブラジル 他
※Amazonはパントリー対象商品
▼テスト結果
苦味:5
酸味:5
焙煎:5
香り
19点/20点
味の第一印象
18点/20点
コク
19点/20点
バランス
19点/20点
色
19点/20点
合計
94点/100点
2位はキーコーヒー「ドリップバッグ グランドテイスト コク深いリッチブレンド」。お湯を注ぐといい香りがふわっと漂い、粉がよく膨らみます。しっかりとした苦味と酸味があるのに味のまとまりが上品で、深みあるコクと甘味が後味を彩るコーヒー。
ストレートでも、コーヒーミルクを入れても。
但馬屋珈琲店
マンデリン グレード1
ドリップバッグコーヒー
実勢価格:170円
内容量:12g
豆の原産国:インドネシア