トーストせずそのままシンプルに食べてもおいしい「生食パン」。人気のお店では行列ができるほどですが、家で手作りすれば、生クリームの自然な甘さが引き立つ、ふわふわの生食パンを手軽に楽しむことができるんです!今回は5つのコツで本格味を再現できる「生食パン」の作り方をご紹介します。
この記事は、豊かなフードライフを演出するWEBメディア「dressing」の提供でお送りします。
耳までやわらかい「生食パン」をパウンド型で作ってみよう!
トーストせず、そのままシンプルに食べてもおいしい「生食パン」。
人気のお店では行列ができるほどだが、家で手作りすれば、生クリームの自然な甘さが引き立つ、ふわふわの生食パンを手軽に楽しむことができる。
生食パンをおいしく作るコツは、脂肪分35%の生クリームを使用すること。そうすることでミルク感が際立つ。またその際、生クリームだけではベタッとした生地になるので、牛乳と合わせて使ってふわふわの食感に。さらにハチミツを加えれば、保水効果もプラスされてしっとりコクのある生地が完成する。
「生食パン」作りで守るべきポイント5つ
今回はご家庭にある「パウンド型」を使って作る生食パンのレシピをご紹介。
5つのポイントを押さえておけば、耳までふわっふわな生食パンが作れるので、ぜひ手作りして味わってみてほしい。
【point1】バターは室温に戻す
バターを室温に戻しておくことで生地に混ざりやすくなるうえ、生地の伸びもよくなって膨らみやすくなる。
バターの状態は、写真のように、指で押してへこむくらいになればOK。
【point2】生地はツヤが出るまでしっかりとこねる
手のひらで押し付けるようにしながらムラなくこねることで、生地がやわらかくなり発酵しやすくなる。生地表面にツヤが出てなめらかになるまで、10分ほどしっかりこねよう。
【point3】一次発酵の目安は、生地の大きさが2倍になるまで
こね終わってから最初に休ませる「一次発酵」では、生地が2倍に膨らむまで温かい場所で発酵させよう。この工程をふむことで、イースト菌が活動し、パンに独特の香りや風味が生まれる。
発酵時はオーブンの発酵機能などを使って30℃程度の場所に置こう。
【point4】発酵中は生地を乾燥させない
発酵中に生地が乾燥してしまうと、パサついて膨らみが悪くなる原因に。発酵している間は濡らして水気を絞った布巾、またはキッチンペーパーをかぶせ、上からラップをかけて生地が乾かないようにしよう。
【point5】二次発酵の目安は、生地がパウンド型の9割程度に膨らむまで
型に入れ、焼く前に生地を休ませる「二次発酵」では、生地が型の9割まで膨らんだら発酵完了のサイン。このタイミングでオーブンの予熱を始めよう。型いっぱいに膨らんでからオーブンの予熱を始めると、生地の発酵が進みすぎてしまい、焼き上がりの風味や膨らみが悪くなることがある。
ポイントを押さえたところでさっそく実践!
ポイントを押さえたら、さっそく実践! レシピを見ながら作ってみよう。
材料 (縦16cm×横8cm×高さ5cmのパウンド型1台分)
・無塩バター … 10g
・強力粉 … 200g
・砂糖 … 15g
・塩 … 小さじ1/2
・[A]水 … 60ml
・[A]牛乳 … 50ml
・[A]生クリーム(動物性・乳脂肪分35%) … 30ml
・[A]ハチミツ … 大さじ1/2
・[A]インスタントドライイースト … 小さじ1