子どもたちも休校や休園で暇を持て余し、動画ざんまいになっていませんか。そんな状況にちょっとした後ろめたさを感じている方も多いかもしれません。かといって、どんな本を子どもたちに勧めればいいのかわからない
『小学生がえらぶ!“こどもの本”総選挙』とは
小学生がえらぶ!“こどもの本”総選挙とは、子どもたちに本との出会いのきっかけを作り、本をもっと身近に感じてもらうために小学生を対象に投票を呼びかけた人気投票。
第1回は2017年11月から始まり、12万8055という多くの票が集まりました。上位ランクイン作品が多くの書店で大きく扱われ、「ざんねんないきもの事典」シリーズや「おしりたんてい」シリーズ、「ヨシタケシンスケ」作品に注目が集まり、大きな影響、ムーブメントを起こしました。
ベスト10の発表会は、5月5日に動画で配信。その模様はYouTubeチャンネル「こどもの本総選挙TV」でご覧になれます。
アンバサダーのお笑い芸人・作家の又吉直樹さんが出演し、投票者の中から選ばれた小学生10名が、自ら投票した本を選んだ理由を動画でコメント。作者(出版社)からも感想が寄せられました。
第2回の応募総数25万3399票!
その内訳は、女子47.9%(121287人)
男子40.7%(103172人)
回答なし 28940人
都道府県別投票数は
①東京都 25642票
②大阪府 20639票
③神奈川県 18794票
④兵庫県 13885票
⑤千葉県 12916票
投票してくれた人で一番多かった学年は小学4年生でした。
1位は2連覇!「ざんねんないきもの事典」
ランキング1位は、第1回に引き続き「ざんねんないきもの事典」でした。男児だけのランキングで1位、総合でも1位に輝き2連覇となりました。
子どもに人気のテーマ「生き物」の知らなかった情報がたくさん詰まっており、「どのページから読んでも楽しめる」といった読みやすさも支持されました。
また、子どもだけでなく、大人にとっても新たな学び、知識となることもあり、世代を超えて愛されていることもわかりました。
ここに登場する生き物は確かに「ざんねん」な部分があるかもしれません。ですが、「そういった部分もあっていいんだ!」というメッセージにも受け取れ、読んだ人は勇気をもらえたり、エールに感じたりするのかもしれません。
2位以下はこちら!
第2位 「あるかしら書店」 著・ヨシタケシンスケ
女児ランキングで1位に輝やき、総合でも2位にランクイン。
第3位 「りんごかもしれない」 著・ヨシタケシンスケ
2013年から大ヒットが続いている絵本。絵本部門1位が堂々の総合3位。
第4位 「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」 作・廣嶋玲子 絵・jyajya
駄菓子屋を舞台に繰り広げられるふしぎで痛快な児童小説
第5位 「続ざんねんないきもの事典」 監修・今泉忠明
1位に輝いた「ざんねんないきもの事典」シリーズが5~7位まで続いた。
8位以下の本はこちらからチェック!。 100位まで人気の本がたっぷり紹介されています。
そのほかにもシリーズもののランキングや男女別のランキング、学年別のランキングなど様々な角度からいろんな本が紹介されています。
外出もできない今、大人は子どもたちがどう過ごせばいいのか、家の中でできることをいろいろと工夫しているかと思います。動画を見るのも楽しいですが、本を読んで活字に触れる機会を作ることも大切かもしれません。今回ランクインした本は、子どもたちから支持された本なので、手に取りやすく、読みやすいものばかり。ぜひ、参考にしてみてください。