「周りに流されやすい性格」に悩んでいませんか? 本心を隠し、周りに同調するばかりでは自分を見失ってしまうでしょう。そこで今回は、心理カウンセラーの秋カヲリさんに、流されやすい性格を克服する方法を教えてもらいます。
周りに合わせて行動すると、あまり衝突は起きませんが、自分の意見を伝えないので何を考えているか分かってもらえず心が通じ合わないことも。
実際は、きちんと自分の意見を言える人の方が信頼されたりするものです。
今回は、流されやすい人の特徴や心理、流されやすい性格を変える方法をご紹介します。
そもそも流されやすいって悪いこと?
周りの意見に流されやすいのは、心理学では「同調」と呼ばれる心理現象の一つです。大多数の意見や行動に流されるのはよくあることで、周りに合わせることで安心したり自信を持ったりします。
流されやすい人はその場の空気を読み行動できる協調性の高い人でもあり、長所もたくさんある一方で、自分の本心を隠すことが多くストレスを抱えやすくなります。あまり自分を押し殺さないように、適度に改善していくのが望ましいでしょう。
周りに流されやすい人の特徴
ここでは、周りの意見に流されやすい人の特徴を5つご紹介します。あなたにも当てはまる部分があるのではないでしょうか。
(1)流行に敏感でおしゃれ
流されやすい人は、流行に敏感でおしゃれな人が多いです。
というのも、周りの目を気にしているから。人からどう見られているかを気にするので外見にも気を配り、おしゃれな格好で好印象を与えようとします。
(2)臨機応変に対応できる
人に流されるということは、相手に合わせて臨機応変に対応しているともいえます。自分がAと思っていても、相手がBと言えばBに合わせられるわけですから、その場に合わせて柔軟に対応できているのです。
(3)サービス精神が旺盛
周りに合わせて流されるのは、和を乱したくないから。こうした人は場を和ませようとするサービス精神があり、相手が求めている行動をしてその場を盛り上げてくれます。
自分より他人を優先するタイプでもあるのですね。
(4)社交的で友達が多い
流されやすい人は周囲に気を配ることができる人なので、社交的で友達が多い傾向があります。
他人と衝突することを避け、いつも円満なコミュニケーションを心掛けているために、自然と人が集まってくるのです。
(5)いつも誰かと一緒に行動している
いつも誰かと一緒に行動している人は、自分一人で行動するよりも誰かと一緒に物事に打ち込むのが好きな人です。人と同じ群衆行動を取りやすく、行動規範も自然と周りに合わせたものになっていきます。
周りに流されやすい人の心理
そんな良い面・悪い面を持ち合わせた「流れさやすい人」。では、なぜ周りに流されやすくなってしまうのでしょうか? その心理を解説します。
(1)人からどう見られているかが気になる
周りに流されやすい人は、その場の雰囲気や周りの人との関係を意識するセルフモニタリング能力が高い傾向があります。つまり、人からどう見られているのかが気になるのです。
好感度を上げようとして、相手の目に自分がどう映るかを意識して行動するので、自然と周りに合わせて流されやすくなります。