内面に現れる「品」
(1)静けさの価値を知っている
品のある人は「静かにする」ことができます。
静けさの価値を知っているから。口を閉じて、落ち着きを見せることで受け入れられる大人の世界を知っているからです。
(2)人の悪口を言わない
他人を否定することもしません。
トラブルの元になるし、他人に口を出していてはキリが無いからです。本当のところ誰が正しいかは誰にも分からない、という悟りの感覚もあるでしょう。
(3)他人をないがしろにしない
会話のマナーにも表れます。
それは「自分の話ばかりしない」というものです。私たちは気付けば自分の話に夢中になってしまうこともありますが、それは時として他人をないがしろにする行為でもあります。
場のために聞き役になれるかも重要なポイントでしょう。
(4)他人は他人、自分は自分
品がある人には、このマインドが染み付いています。
良くも悪くも他人の意見に引きずられることがない、というわけですね。自分のスタイルに忠実なのです。
(5)落ち着いている
先ほど、見た目の欄にも登場しましたが、こちらにも書かせてください。落ち着きは内面のものでもありますから。心の穏やかさともいえるでしょう。
さらにいえば「自分の感情に振り回されないこと(いかにコントロールできるか?)」という意味なのですね。
品の良さが分かりやすく出る5つのシーン
ここでは「品の良さが表れやすいシーン」をご紹介します。このシチュエーションを狙って他人を観察してみましょう。面白いと思いますよ。
(1)食事の時
いかに食欲(本能)と付き合っているかが分かります。
空腹を満たすためだけにガツガツかき込むのか、おいしいものを他人にシェアできるのか、他人をおもんぱかってマナーを守れるのか──といったことを観察できます。