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「わざわざ」はビジネスシーンで使ってOK?

ライフスタイル

「わざわざありがとうございます」「わざわざすみません」……「わざわざ」という言葉はビジネスシーンでも日常会話でもよく耳にします。しかし、使い方によっては相手に失礼と思われる場合も!? 今回は「わざわざ」という言葉の意味、使い方、例文、類語について、株式会社櫻井弘話し方研究所の櫻井弘さんに解説してもらいました。

「わざわざ」という言葉の言い換え表現

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また、「わざわざ」という言葉の類語には「ご丁寧に」「お忙しいところ」「あえて」などがあります。

したがって、以下のような言い換えでも同様の意図を伝えることができます。

(1)ご丁寧に

「ご丁寧」は「丁寧」の敬語表現です。 主に相手が細かいところまで気を配ってくれたことに対して使います。

相手が自分のために気を配ってくれたことに対する「わざわざありがとうございます」は「ご丁寧にありがとうございます」と言い換えることができます。

例文

・お忙しいところご丁寧にありがとうございます。

・ご丁寧に新しいパンフレットまで送っていただきありがとうございます。

(2)お忙しいところ

相手がわざわざ何かをしてくれるということは、自分のために時間を割いてくれたということです。

それに対して「お忙しいところ」を使うと、「自分の仕事ややるべきことがある中わざわざ私のために」という申し訳なく思う気持ちや謙虚な気持ちを表すことができます。

つまり、相手が自分のために時間を割いてくれたことに対する「わざわざありがとうございます」は「お忙しいところありがとうございます」と言い換えることができます。

また「お忙しいところ」はビジネスメールやかしこまった場面でも頻繁に使える大変便利な言葉であり、慣用的に使っても良い言葉です。

例文

・皆さま本日はお忙しいところ、お集まりいただいて、誠にありがとうございます。

・お忙しいところ弊社商品の不具合によりお時間を取らせてしまい本当に申し訳ありません。

(3)あえて

「あえて」の意味は「困難な状況を押して意図的に行うこと、思い切って」です。 必要性や常識などに反しているとわかっていながらも、そうするべきだとして行う時に使います。

「故意に」という意味の「わざわざ」は「あえて」と言い換えることが出来ます。

例文

・私は彼に自分で成長をしてほしくて、あえて見て見ぬ振りをしました。

・あえて大変な方の道を選ぶ。

「わざわざ」以外にも注意が必要な言葉

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「わざわざ」以外にも目上の人に使用する際、注意が必要な言葉があります。

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