(3)言動に一貫性がある
言っていることと、実際にやっていることが一致しています。筋が通っているため、周りの人から信頼されていることが多いです。
(4)周りに振り回されない
自分の意見をしっかり持っているので、周りがとやかく言っても、意思がぐらぐらするようなことはありません。他人は他人、自分は自分と分けて考えています。
(5)決断が速い
信念のある人は、あまり迷いません。確固たる判断基準を持っており、それに照らし合わせて物事を決めるため、決断がスピーディーです。
信念がある人になる方法
信念とは「自分が心から信じられる考え」なので、自分に向き合って自ら見いだしていく必要があります。信念を持つためにできることを紹介します。
(1)自分に優しい言葉を掛ける
心理学では、心の在り方が現実を作っていると考えます。「どうせ私なんか」「本当にダメだなぁ」といったネガティブな言葉を自分に掛けていませんか?
ネガティブな言葉を口にしていると、次第に思い込みから強い信念に変わってしまいます。そうならないように、「よく頑張ったね」「私ならできる!」「きっと大丈夫」といったポジティブな言葉を自分に掛けてあげましょう。
何回も繰り返すことで、次第に自分の中に浸透し、ポジティブな信念に変化していきます。
(2)小さなことでも自分で決める
信念があるということは、自分の価値判断の基準が明確であるということ。「〇〇さんがそう言っているから、私もそうしよう~」と、他人の言うことになんとなく乗っかっているだけでは信念は生まれません。
判断に迷う時は、人に相談しても良いですし、本やネットなどで調べてもOKです。ただ最終的には、「いろいろ検討した結果、私が決めた」としっかりと自覚を持つことが大切です。
すると自分の選択に責任が生まれて、体験した出来事から学べることが増え、ゆくゆくは信念といえる考えが生まれるでしょう。
(3)自分にとって大切なものを考える
信念を持つには、まず自分が大切だと思っているものに気付く必要があります。例えば、人間関係において大切だと思うことをできるだけたくさん書き出してみます。「信頼、裏表がない、価値観が合う」など、何でもOKです。
そして、優先順位が高いものから順番に並べ替えてみます。すると、人間関係において自分が本当に大切にしているものが浮かび上がってきます。同じように、仕事・家族・恋愛・生活・人生などの項目で同様に書き出して優先順位を付けてみましょう。
大事にしているものが分かったら、それを守るためにはどう行動すればいいかを考えることで信念が持てるようになっていきます。
(4)嫌なことは、どうすれば回避できるか考えてみる
大切なものについて上述したように、次は嫌いなこと、やりたくないこと、避けたい生き方について思いつく限り書き出してみましょう。自分らしく生きるためには、嫌なことを把握しておくことも大切です。
そして、どうすればそれらをやらずに済むのか考えましょう。例えば「後悔する生き方は嫌」であれば、それを回避するために「迷ったことは、とりあえずやってみる」と、行動に落とし込みましょう。