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社会人必見「察する力」の鍛え方

ライフスタイル

「そこは、察してよ……」と思う時もあれば、誰かに思われていることもあるかもしれません。簡単なようで実は難しい「察する力」を身に付けることはできるのでしょうか? コラムニストのトイアンナさんに聞いてみました。

こんにちは、察する力が皆無なトイアンナです。極端に察する力が無さすぎて、空気を読めない言動などを取りがちなASD(自閉症スペクトラム、アスペルガー症候群)の疑いがかかったこともあります。

中でも、個人的にとても悩んでいるのは、「相手を褒める」シチュエーションです。

私「〇〇さん、そのヘアピンすてきですね……!」
相手「ええっ? こんなの安物だよ。100円くらいだったし!」

など、相手が謙遜してきた後のアプローチです。

私の場合、え……自虐されてもどう返せばいいか分からない……私の見る目が無かったってことなのかな……? 「そ、そうなんですか? お金ないんですね~」なんて答えたら関係が終わるのは分かるけど、正解の答えが分からないっ! 察することが……できないっ! となってしまいます。

さすがに私レベルの方は少ないと思いますが、日常会話では相手の気持ちを察した発言が求められることが多いですよね。

そこで、今回は「察する力」について考えていきましょう。

「察する」とは何か?

「察する」とは、辞書通りの意味なら「隠された事情などを、何となく外に現れた表情や様子から感じ取ること(出典:『三省堂 大辞林 第三版』)」です。特に日本人は世界的に見ても察することをビジネスでも、プライベートでも求められやすい風潮があると感じます。

例えば、上司が「暑い」と言ったら、それが「クーラーを点けて」という意味だと、外国人に通じるとは思えません。英語で「暑いね」と部下に言っても、「そっすね!」と返ってくるのがオチでしょう。

「察する力」は必要なのか?

海外でもあまり移民がおらず、同じ文化的背景を抱えた国民が多く住む地域の人は、「察する力」を大事にしているように個人的には思います。逆に、アメリカで察する力が浸透しないのは、生まれも育ちもバラバラな人が集まっていて、「察する」前提での会話なんて成り立たないからでしょう。

ですから、日本では「あの子は気が利かない」なんて言われている人は、極端な話アメリカに移住しちゃえば結構ハッピーに暮らせるんじゃないかと思っています。

もちろんアメリカにはアジア人差別とか、都心部のバカ高い家賃とか嫌な問題もありますが、少なくとも「何が正解かも分からず、凍る空気」「最初は優しくしてくれたチームが、徐々に自分に冷たくなっていく」といった、察する力の低い人が味わう苦痛はかなり減ると思われます。

察する力の身に付け方とは?

個人的には、「察する力」そのものを育てることはとても難しいように思います。できないものはできない。でも、「察することを強く求める人」の振る舞いは、学習できます。

「彼が怒って『もう別れたい』って言いだす時、本当は自分の意見を聞いてくれない、ないがしろにされたと感じて悲しんでいるんだ。別れたいなんて全く思っていなくって、そこで『ごめん』と抱き締めてほしいんだ」。

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