夏の暑さが本格化し、日差しが強い毎日。紫外線からお肌を守るために忘れてはならないのが、“日焼け止め”です。日焼け止めを毎年購入するものの、途中で紛失してしまったり、ワンシーズンで使いきれずに余ってしまったりするので「もったいない!」と思った経験はありませんか?
そこで気になるのが、プチプラで購入できる日焼け止め。試してみたいけれど、お手頃価格だと使い心地に不安を覚える方も多いと思います。
今回は、ダイソーで販売されている、100円、200円、300円の日焼け止めを実際に試してみました。日焼け止めを選ぶときのポイントをはじめ、質感や伸びやすさなど、それぞれの商品の使い心地をご紹介します。
日焼け止めを選ぶときのポイントになる「SPF」と「PA」って何?
日焼け止めを選ぶときに、パッケージでよく目にする「SPF」や「PA」。ご存知の方も多いと思いますが、「なんとなく理解はしているけれど、じつは、よくわかっていない……」という方も多いのでは? 日焼け止めを選ぶときのポイントになるので、おさらいしておきましょう。
SPFとは、「Sun Protection Factor」の略で、紫外線防御指数のこと。シミやそばかすなど肌に炎症を起こす紫外線UV-Bを防ぐ効果が期待できます。
1SPF=約20分間、肌を紫外線UV-Bから守ってくれる効果があるとされています。たとえば、SPF30の日焼け止めの場合は、20×30=600分(10時間)、肌を紫外線UV-Bから守ってくれる計算です。
効果が持続するならと、いつも数値が高いものを使えばいいというわけではありません。数値が高いものを使うと、そのぶん肌への負担も大きくなるそうです。
屋内で仕事をするときにはSPF30程度、屋外でのレジャーやスポーツ時にはSPF50程度など、目的に合わせて賢く使いわけるとよいでしょう。
PAとは、「Protection Grade of UVA」の略で、UV-A防御指数のこと。肌の奥まで届き、しわやたるみなどの肌の老化の原因となる紫外線UV-Aを防ぐ効果が期待できます。
PA値には、PA+~PA++++までの段階があり、+の数が多いほど、高い効果が得られることを表します。ふだんの生活であればPA++程度で十分だそうです。
参考:産業保健新聞|ドクタートラスト運営
ポーチインしやすくて持ち運びに便利な「UVジェルD(日焼け止めジェル)」100円(税抜)
「UVジェルD(日焼け止めジェル)」100円(税抜)
内容量: 15g
SPF50+
PA ++++
〈質感〉
白いクリームのように見えますが、ぷるぷるしたジェルタイプ
〈使用感〉
スッと伸びて、なめらかな塗り心地
〈塗った後〉
サラッとしてベタつきません。1時間経過後も、肌なじみのよさは変わりませんでした。
ダイソー「UVジェルD(日焼け止めジェル)」は、縦約12㎝×横約3㎝と、スリムなパッケージが特徴のジェルタイプの日焼け止めです。ポケットにも入るサイズ感なので、ポーチや小さなショルダーバッグに入れて持ち運びOK! 出先で日焼け止めが必要になったときの救世主としてもおすすめです。
クリームのように見えるしっかりめの質感ですが、指で伸ばしてみると、スッと伸びてなめらかなジェルタイプ。少量でも広範囲に塗ることができます。塗った後もベタつかず、サラッと心地よい塗り心地です。白浮きせずに肌なじみがよく、とても100円とは思えないクオリティ。
香りはほとんど感じませんでした。
《こんな方におすすめ!》
・コンパクトに持ち運びたい方に
・ポイント使いしたい方に
・伸ばしやすいジェルタイプが好きな方に
・高いUV効果で、しっかりと紫外線対策をしたい方に
デイリー使いするなら「日焼け止めクリーム」200円(税抜)
「日焼け止めクリーム」200円(税抜)
内容量: 30g
SPF50+
PA ++++
〈質感〉
白色でしっかりめのクリーム
〈使用感〉
クリームですが、伸ばしやすく重くない質感
〈塗った後〉
肌へのフィット感があります。1時間経過後も、肌なじみのよさは変わりませんでした。
ダイソー「日焼け止めクリーム」は、デイリー使いにぴったりなクリームタイプの日焼け止めです。
しっかりめの質感ですが、塗ってみると重くなく、指先で簡単に伸ばすことができます。塗った後もベタつかず、サラッとした塗り心地。ジェルタイプのものよりも肌へのフィット感があり、手洗い後でも崩れにくいように感じました。白浮きせず、きれいな仕上がりです。
香りは、ほかのものと比べると少々強め。
《こんな方におすすめ!》
・デイリーでたっぷり使いたい方に
・肌へのフィット感を重視する方に
・高いUV効果で、しっかりと紫外線対策をしたい方に