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話し方が上手になるコツ10個

ライフスタイル

自分の伝えたいことがうまく相手に伝えられず悩んだ経験はありませんか? 話し方を工夫すれば、コミュニケーションはもっと円滑に進むはずです。今回は、話し方が上手になる10個のコツを、株式会社櫻井弘話し方研究所の櫻井弘さんに教えてもらいました。

(3)話題や話す順番を整理する

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話題選択のポイントは、主題を伝えるのに必要な話題か否かを考えることです。不必要な話題は削除していくと、必要な話題が残ります。

そこで次に行うのが、「どの話題をどのような順番で話していったら良いのか?」という、話の順番・流れを考えることです。

話の展開方法のコツとしては、次の3パターンです。内容や場面に合った方法を試してみてください。

1.序論→本論→結論の「3部構成」(プレゼンのスタンダード)

2.起→承→転→結の物語風の展開「4部構成」(ストーリーテラー)

3.C(結論)→R(理由)→E(証明)→C(結論)の論理展開(ロジカルトーク)

(4)強調点や山場を設定しメリハリをつける

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どうしても日本人の話というのは、「淡々と、同じリズムで、無表情で話す」というのが一般的です。

聞き手からすると、まるで子守唄のように聞こえ、「眠くなるような話」という悲しい結果になりかねません。

そして、「人の話は聞けて3分」といわれます。

聞き手を飽きさせず、自分の話を聞いてもらうためには、話の中での強調点や山場を設定して、話のメリハリをつけて変化させましょう。

この時のコツとしては、質問や問い掛けで聞き手を巻き込んでいくことです。

例えば、「それでその穏やかな課長が一体なんと言ったと思いますか?」「その結果を、今の皆さまなら容易に想像がつくと思いますが、いかがでしょうか?」というような話し方です。

(5)つかみと結びを工夫する

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話をより一層魅力的で印象深いものにするための方法の1つとして、「最初と最後」「導入と結論」「つかみと結び(ラッピング)」をどのようにするかを考えることです。

「最初・導入・つかみ」のコツは、相手の関心事で身近な話題を選ぶことです。

よく話し手の関心事を一生懸命熱く語る人がいます。しかもその内容が非現実的であったり、レアケースだったりすると、これは逆効果で、聞き手はしらけるばかりです。

誰もが日常で経験する話題、例えば「通勤通学前の家庭内の様子」「友人との会話」など、多くの人が共感できる身近な話題が良いのです。

また、「最後・結論・結び」のコツとしては、強調して、問題提起して、余韻を残して終わらせることです。

(6)あいさつを大切にする

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たかがあいさつ、されどあいさつです。「話し上手な人」とは、「あいさつ上手な人」といえます。

私の好きな言葉で「初対面は一度しかない!」というものがあります。初対面の印象でその後の人間関係に大きく影響を及ぼします。

「良好な人間関係づくり」は、立派なコミュニケーションの目的です。そして、この目的が達成できるか否かを左右する働きこそが、あいさつであり、会話です。

我々は人と会話することで、相手との人間関係を築いていきます。そして、豊かな会話へ持っていくためのきっかけこそが、あいさつといえます。

つまり「あいさつは会話の導火線!」ということなのです。

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