今週のみずがめ座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
陶酔の深み
今週のみずがめ座は、心地よい余韻の中にいつも以上に浸っていこうとするような星回り。
酒は文学とも似て、別世界に連れて行ってくれる感覚もあって、その陶酔感や心地よさにハマってしまうと、なかなか抜け出せなくなる。そのため、「現実逃避」や「退廃」などの言い方で非難されてきた危険な遊びでもあるでしょう。フレドリック・ブラウンのSF長編『発狂した宇宙』に出てくる「月ジュース」もまた、それと同じ。
コップ半分のそれを一気にあおってから正気に戻るまでの45秒間のあいだに、酒場の天井を突き抜け、旋回しながらぐんぐんと上昇して大気圏を抜け、みるみる地球が小さくなる中で心地よい幸福感に満たされ、漆黒の宇宙をへて、もうすぐ月へ手が届きそう―という長大な幻覚を経験させられてしまいます。
今週のあなたもまた、陶酔を深めていくための自分なりのやり方を模索してみるといいでしょう。
今週のうお座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
みずからの生をまなざす
今週のうお座は、居ずまいをただして世の中に改めて向き合っていくような星回り。
「秋立つや何に驚く陰陽師」(与謝蕪村)という句で詠まれているのは、自然や歴史を占う陰陽師たちが驚いて動いていて、そこに秋が来ているという情景。むろん、これは虚構であって、作者が実際に目にした光景ではありませんが、とはいえただの空想というのとも違うんです。
秋が来ているというのは、情勢に、権力の中に、今まさに何か異常事態が起こっているということ。つまり、ここでは作者は歴史の動きと自然の動きを同時に掴んでいる。いわば、「陰陽師」は作者の中から飛び出してきた人間の一側面であって、そういう内界の動きを見つめながら、一方で秋風が吹いて変わり始めている世界の情勢に注意を向けている訳です。
今週のあなたもまた、はじめてこの世界に降り立ったかのようにできるだけ新鮮な気持ちで過ごしてみるといいでしょう。
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