いじられキャラの扱いが辛く、抜け出したいと思うあなたへ。心理カウンセラーの秋カヲリさんがその方法を教えてくれます。「いじり」と「いじめ」の境界線を知り、しっかり対処していきましょう。
「よくいじられるけど、本当は得意ではないし辛い」という方、多いのではないでしょうか。特に女性はNOと言えない場合も多く、一方的ないじりを受け入れてしまいがち。
今回は、「いじられキャラから抜け出したい」という方に、いじられキャラから抜け出す方法と、逆手に取っていじられキャラをうまく生かす方法を解説します。
周りにいじられやすい人の特徴
いじられやすい人には共通した特徴があります。それは、以下の4つです。
(1)天然
いじられる人には天然な人が多いです。天然な人は、少し変わっていたり抜けていたりするので、周りの人からするとツッコミどころがたくさんあるのです。
良くも悪くも注目を集めるのでいじられることが多いでしょう。
(2)素直
素直で純粋な人もいじられキャラになりがちです。基本的に相手の言うことをそのまま信じるので、嘘をつかれたりからかわれたりすることも。
過保護な家庭で愛されて育った人に多く、良く言えば愛されキャラ、悪く言えば騙されやすいキャラです。
(3)寛容
いじられるのは、「いじっても怒らない寛容な人」だと判断されているからです。
寛容な人は心が広く一人一人の個性を尊重するので、自分と違う人のことも受け入れられます。そのおおらかさが相手に安心感を与え、いじられる余地を作るのです。
(4)お人好し
お人好しな人は、相手の言う通りに行動する受動的な性格である傾向が強いです。
ですので、断ったり否定したりすることがほとんどなく、都合良く扱われてしまいがち。「お人好しだからいじっても大丈夫だろう」と思われやすいです。
いじられがちな人の心理
いじられることを「嫌だ」と思っていても、なかなか抜け出せないのには、あなた自身にも何らかの心理が働いています。心の声に耳を傾けてみましょう。
(1)誰からも嫌われたくない
「誰からも嫌われたくない」という思いが強いと、相手の意見を優先して自分の意見を言わなくなり、一方的にいじられるキャラになりやすいです。
そうやって流されているうちに、だんだんと自分の意思が無くなっていき、よく考えずに相手の言っていることに従うようになってしまいます。
(2)自信が無い
いじられても何も言えないのは、自分に自信が無いからです。本当は嫌だと思っていても「嫌だ」と言えず、また同じようなことをされても笑って受け入れてしまうので、さらに自信が無くなっていきます。
特に、幼少期に否定されて育った人は自信が持てず、不本意ないじられキャラになりがちです。