(3)他人を信じられない
他人から否定されたり裏切られたりした経験があり、その時の悲しみから他人を信じられなくなる人がいます。
そして自分の本心を隠すようになり、相手の言いなりに動く思考停止状態に陥って、いじられキャラになることがあります。
(4)自己肯定感が低い
自己肯定感が低い人は、自分自身が「ありのままの自分」を認めていないので、他人から認められようとして「相手にとって都合が良い自分」を演じます。
認められたい、好かれたいという思いから相手に依存するようになると、いじられキャラになりやすいです。
「いじり」と「いじめ」の境界線は?
過度な「いじり」は「いじめ」とも判断できます。ここからは、「いじり」と「いじめ」の境界線について考えてみましょう。
どこからが「いじめ」なのか?
度を越えた一方的な「いじり」は「いじめ」になります。相手があなたに不本意な行動を強制したら、それはもう「いじめ」です。
特に「対立を避けて相手に従う人」は自ら望まない行動を取ってしまうことが多いですが、そのような強要は立派な「いじめ」ですので、従う必要は全くありません。
いじられキャラって悪いことばかり?
ただし、いじられキャラというのは、悪いことばかりではありません。愛のある「いじり」で、あなたが嫌だと思わないのであれば、それは「愛されキャラ」だともいえます。
いじられキャラから抜け出す方法
「いじられることが辛い」と思っているなら、今すぐいじられキャラを卒業しましょう。方法を3つ紹介します。
(1)断る
本当の友情があるなら、断るくらいで関係は壊れません。「いじめ」に近い「いじり」をする人は、あなたが言いなりになって当たり前だと思っています。
まずは、嫌なことは断り、押し付けられないようにしましょう。いじってくる相手は、あなたがいじられて困っているとは気付いていないかもしれないので、意思を示すことが大切です。
断る勇気が出ない場合は、その関係が本当にあなたにとって重要なのか考えみてください。不要だと判断する場合は、距離を取るなどの方法で対処しましょう。
(2)人を傷つけるリスクを背負う
いじられキャラを脱するには、断ったり嫌だと言ったり意思を表明する必要があるので、「もしかしたら相手に嫌な思いをさせるかも」と加害恐怖を感じ、不安に思うかもしれません。
しかし、この恐怖は優しさのようで、結局は「相手に嫌われたくない」という自己防衛感情です。自己愛からくる加害恐怖は捨てましょう。
(3)全員に好かれようとしない
自分の意思を強く持たない人は、行動指針となる好き嫌いの基準が不明瞭な場合が多く、全ての人に好かれようとします。
そもそもあなたが辛い思いまでして付き合うべき人などいませんし、自分が嫌いな人間から好かれる必要もありません。あなたを一方的にいじる人に好かれても無益なだけです。
そう思えたら断れるようになり、いじられキャラから脱することもできるでしょう。