今週のみずがめ座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
宇宙船武蔵野号
今週のみずがめ座は、自分がどこに立っているのかを改めて知っていくような星回り。
「武蔵野は十一月の欅かな」(松根東洋城)は、古来よりさまざまな文芸や美術作品にインスピレーションを与えてきた「武蔵野」を題材とした一句。「武蔵野」が具体的にどこを指すのかは不明ですが、現在の武蔵野市でいえば成蹊大学通りの欅(けやき)並木が有名です。
ただ欅が植樹されたのは大正末期で、明治の時代には欅ではなくもっぱら楢(なら)の林の美しさで知られていたそう。また11世紀の『更級日記』などをひも解けば、「蘆(あし)・荻(おぎ)のみ高く生ひて、馬に乗りて弓もたる末見えぬまで高く生ひ茂」った土地として描かれていることが分かります。
そもそも「武蔵野」とは、現在の渋谷などを含め、もっと広大な地域を指す呼称だったのです。今週のあなたもまた、不意に自身の生物的・地理的・思想的な背景が前景化してくるようなきっかけに突き当たっていくかもしれません。
今週のうお座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
歌を書くということ
今週のうお座は、目に見えぬ漂うものをつかまえていこうとするような星回り。
インタビューや座談会など、世には“文字起こし”に形づくられた文章に溢れており、そこには必ず「声を文字に変換する」という作業が行われています。しかし人間の発する生きた声はただの音とは決定的に異なる訳で、そこには声にならない苦悶やはにかみ、笑いや場に流れる空気など、さまざまな夾雑物(ノイズ)が入り込んでいるはず。
また、見えないはずの表情やつくりなどから立ち上がってくる話者の顔が見えているのでなければ、本当の意味で変換したことにはならないのではないでしょうか。
だから文字起こしという作業を真剣にやろうとすればするほど、一字一句正確に、間違えないように打ち込むことを意識するというより、会話や語りの全体の流れや場の呼吸のようなものをつかまえることを、第一に意識していく必要がある。今週のあなたの場合、あえてそういう普段ならしない取り組みに精を出してみるのも悪くないはずです。
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