家中に「見てみぬフリ」をしている汚れが溜まっていませんか? そんな人のために、お掃除のプロにリサーチした“カンタンに汚れを落とす方法”をお届けします。今回は、疲れてしまう「窓掃除」に注目。洗剤不要でラクにピカピカになるテクニックと便利アイテムをご紹介します。
毎日最低限のお掃除はしていても、溜まったガンコ汚れや細かい汚れからはついつい逃げるクセがついていませんか?
落とし方が分からなかったり、素材を傷つけてしまうのが怖かったり、はたまたやっぱり面倒くさかったりして、汚れを放置してしまいがち……。
今回はそんな「見て見ぬフリ」されている汚れがカンタンかつ絶対に落とせる方法をお掃除のプロに徹底リサーチ! 検証してわかった効果抜群の洗剤やグッズを惜しみなくご紹介しちゃいます。
外の雨風にさらされて汚れていく窓。内側は開閉によって手垢がついてしまいがち。でもいざ掃除をしようとすると、ホースを出し入れしたり、窓用洗剤でゴシゴシ磨いたり……とっても大変です。「どうせ汚れるし、カーテンしちゃえば見えないし」と放置していいる人は多いのでは?
▼Before
窓ガラスは外側の汚れと内側の手垢汚れが重なって、視界がぼんやり。網戸もよくみると砂やホコリが網目に入り込んでいます。さらにサッシは砂やホコリの他、洗濯物を干す際に落ちる糸くずや髪の毛も入り込んでいます。これはかなり掃除が大変そう……。
「めんどうなホースの出し入れ、ゴシゴシ磨くのは大変」というときは、ブラシ&スプレー&スクイージーの3点の出番です。
▼After
丸洗いしたような仕上がりに! ホコリもなくピカピカした窓になりました。
掃除というと「洗剤を使う」のが定番ですが、窓掃除用の洗剤を選ぶ手間なしのシンプルな方法をご紹介します。
STEP1:ホウキでホコリを落とす
まずはホウキを使い、全体についた上から下にかけてホコリを払い落としましょう。窓も網戸も、基本的に掃除方法は同じ。柔らかい材質のホウキがおすすめです。
STEP2:ブラシでサッシのゴミを取り除く
ブラシで一定方向に溝をなでるように掃きます。柔らかいブラシだと先が割れて溝に溜まった ゴミがすぐまとまりますよ。
STEP3:まんべんなく全体に水をかける
ホコリやゴミを取り除いたら、スプレーで水をかけて汚れを流します。広範囲を濡らせる蓄圧式スプレーなら水源がない環境でも手軽。これだけで汚れは7割落ちるのです!
STEP4:窓枠を上から下に向かって水拭き
拭き掃除の基本は上から下へ。とくに土汚れがある外側は念入りに拭きます。窓枠は水拭きすることで土汚れもキレイに拭えます。窓枠の溝も忘れず拭き取りましょう。
STEP5:スクイージーで水を切る
上から下に向かってなでるように水を落とします。テクニックは必要ありません。
STEP6:水切りの線を拭き取る
スクイージーで水を切るだけで十分キレイになりますが、水切り線が気になる場合は雑巾を使って乾拭きするとさらにピカピカに。コの字に拭いて線を消します。
お掃除は以上で完了です。キレイをキープするならこちら!
水を使った窓掃除は、半年に1回程度で十分。リビングの掃除のついでに、窓ガラスの表面やサッシをホウキで掃くだけでホコリが溜まりません。
今回窓掃除で使ったのは「ブラシ」「スプレー」「スクイージー」の3点。とはいえいろいろな製品があってどういうものが使いやすいのか分からないですよね。
ということで、それぞれ5製品を使い比べて、ベストとちょっとイマイチだった製品と、そのポイントをご紹介します!
マーナ
サッシブラシ
実勢価格:748円
▼評価
ブラシの形状:◎+
使いやすさ:◎+
マーナ「サッシブラシ」は、柔らかくよくしなるブラシなので、サッシにフィットしやすいのが特徴です。そのためとてもゴミが取りやすいです。
一方、掃きづらかったのはこちら。
無印良品
タイル目地ブラシ
実勢価格:190円
▼評価
ブラシの形状:△
使いやすさ:○
無印良品「タイル目地ブラシ」は、丈夫なつくりとなっています。ただ形状が山型になっていて掃きにくいです。