日本では七面鳥がないからチキン・アメリカでは●●がなく七面鳥に!?
余談ですが、アメリカのクリスマスで七面鳥を食べるようになった理由もご紹介。クリスマストークのネタにしてみてはいかがでしょう?
「アメリカのクリスマスといえば七面鳥」には諸説あるのですが、その起源は中世のヨーロッパの人たちが、アメリカを開拓しようとしていた時代にまでさかのぼる説が有力です。
移住民たち(ヨーロッパの人々)は、本土にいた時のように牛や豚などの家畜を自由に飼えない状況だったために、代わりに七面鳥を食べたと言われています。
七面鳥は北アメリカに生息する大型の鳥で、1羽丸ごとローストすれば、多くの人のお腹を満たすことができたそうです。
そして、似たような内容ですが、アメリカのクリスマスに七面鳥を食べるようになった有力な説がもうひとつあります。
同じく、アメリカ開拓時代。さっそく土地の開拓をはじめた移住民でしたが、すぐには成果が出せず、食糧も確保できないまま厳しい冬を迎えていました…。
それを見かねた先住民(インディアン)が飢えをしのぐために分け与えたのが、野生の七面鳥。おかげで移住民は命の危機を脱することができたと言われています。それ以来、七面鳥の丸焼きは特別な日に食べるご馳走になったのだそうです。
そんなルーツがあるからこそ、アメリカではイエス・キリストが誕生したクリスマスに、七面鳥のローストを食べるのですね。
【レシピ】「KFC風フライドチキン」の作り方

クリスマスのチキンは、ケンタッキーフライドチキン(KFC)をはじめ、モスバーガー、ファミリーマートやセブン‐イレブンなどのコンビニエンスストアで購入できますが、「せっかくなら手作りしたい!」という方も多いのでは?
そこで最後に、料理ブロガーのうさぎママさんが教えてくれる「KFC風フライドチキン」をご紹介します。
材料(4人分)
・鶏手羽元 8本
・鶏モモ肉 300g
・牛乳 大さじ3
・卵 1/2個
●ダシダ(または鶏ガラスープの素) 小さじ1/4
●ニンニク(チューブ) 1cm
●生姜(チューブ) 1cm
●塩コショウ 少々
◆小麦粉 1カップ
◆オールスパイス 小さじ3/4
◆塩 小さじ2
作り方
① 鶏モモは食べやすい大きさにカットする。◆を合わせておく。
② ビニール袋に手羽元ともも肉を入れ●を加えてよくもみ込み10分程おく。
③ ボウルに牛乳と卵を溶きほぐし②を加えよく混ぜる。
④ ③に◆を付け170度の油で色よく揚げる。
「クリスマスにチキン」は、日本ならではのもの。鶏肉自体はいつでも食べられますが、やっぱりクリスマスに食べるとごちそう感が増しますよね。