無料の会員登録をすると
お気に入りができます

[12/28〜1/3の運勢]12月5週目の運勢はどうなる?SUGARさんが贈る12星座占いをチェック!

今週のさそり座の運勢

picture

illustration by ニシイズミユカ

一吹きの巨大な風として生きる

今週のさそり座は、これまでの自分とは全く異なる価値観に触れていこうとするような星回り。

風は決まった行き先を持たず、あてどなく吹いていく。さらに言えば、風はどこに向かって吹こうかと思い悩むこともない。人生がもし風だとしたら、そこには予測可能性をいうものがなくなる。風に舞う雪や枯葉を受け止めようとして追いかけても、つかまえることはできないように。

風を知り、風を読むとは、風の方向を知ることですが、方向は感覚によって決まるものであって、事実や形式によってではない。ひとつひとつの事実にこだわっていれば、いたずらに風に飛ばされ続けるだけでしょう。

風を知るとは、風を感じるということであり、風とひとつになって、重力から自由になり、おのずから運ばれていくということ。あなたもまた、翼のはえた蠍のごとく、いつもだったら行かない場所や、まず自分ではしない選択を取り込んでみるといいかもしれません。

続きはこちらから

今週のいて座の運勢

picture

illustration by ニシイズミユカ

聖なる光景をひらく

今週のいて座は、心の秘めた部分が開かれていくような星回り。

「山川にひとり髪洗ふ神ぞ知る」(高浜虚子)を、作者の内面世界を詠んだものとして受け止めてみましょう。「神ぞ知る」とは、誰も見ていないという意味を含んでいる一方で、神だけはそれを知っているという意味でもあり、うがった見方かも知れないが、これは作者が心に秘めている理想の女性像であり、みずからを補ってくれる存在なのではないか。

そう考えてみると、どこか鄙びた野性味のある女性が、ひとり髪を洗っている構図を通して句になることで、洗練された一幅の宗教画のような気品が出てくるのも、さもありなんという感じがしてきます。

ここには作者が求めた理想の結びつきの姿があり、それは作者が想定していた読者との理想的な関係にも投影されていたはず。あなたもまた、自分という存在を根本から補ってくれるものの像を明確にしていくことがテーマとなっていきそうです。

続きはこちらから

今週のやぎ座の運勢

picture

illustration by ニシイズミユカ

死んだ先にあるもの

今週のやぎ座は、みずからを投げ出していく先を見出していくような星回り。

『風の谷のナウシカ』という作品において、主人公ナウシカの特異性がもっともむき出しになるのは、やはり反文明の象徴とも言える王蟲(オーム)との交信の場面でしょう。ナウシカがはじめて聞いた王蟲の声は、人間の言葉ではない、心にじかに聞こえてくる哀しみと怒りの叫びでした。

5巻の終わり、王蟲が生きたまま腐海の苗床となり、木々の根に食い破られ、森になろうとしている姿を目の当たりにしたとき、ナウシカもまた王蟲とともに森になることを願います。そしてそのとき、王蟲の触手がのびて、ナウシカの身体をみずからの口の中に呑み込んだのです。

民俗学者の赤坂憲雄は、「王蟲と粘菌とが合体して腐海の森をあらたに創造する場面には、さらに壮大なスケールをもって、この喰う/喰われる関係をめぐるドラマが繰り広げられているはずだ」(『ナウシカ考―風の谷の黙示録』)と述べています。あなたもまた、自分の名誉や業績をこえたところで実現していきたいこととは何か?という問いを少なからず突きつけられていくはず。

続きはこちらから
オリジナルサイトで読む
記事に関するお問い合わせ