今週のみずがめ座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
立体マンダラとしての現実
今週のみずがめ座は、これまでの経験をビジョンにまるっと変換していくような星回り。
「記号的名前の雪が降りつづく」(岡田一実)を一読して、映画『マトリックス』のオープニングで無数の文字が流れ落ちてくる緑色のコーディング画面を思い浮かべた人も少なくないのではないでしょうか。
実はあのカタカナの羅列は本当に日本語と関係していたそうですが、「降りつづく雪」という何気ない光景も、もしかしたら「雪」のひとつひとつがコンピューター言語であり、それが全体として組み上げられた際に、まったく予想だにしなかったリアリティーが像を結んで浮かび上がってくるかもしれません。
ここには目の前の出来事を超えたより大きな世界の縁取りがあり、どちらがリアルでどちらがヴァーチャルかを判断保留とするような、半ば変性意識状態に近い在り様が暗示されているように思います。今週のあなたもまた、虚実が交錯していくような不思議な感覚を通過していくことでしょう。
今週のうお座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
転回へ
今週のうお座は、精神的歩みの必然として何らかの<転回>に行き着いていくような星回り。
文化は求心的に大都市や大学に集まると思われがちですが、キリスト教が古代ローマから見て辺境の地・パレスチナで生じたり、カントがケーニヒスベルクというドイツの端っこで最先端の哲学を構築したように、歴史的にも物事の新しい観点というのはむしろ辺境から現れてくることの方が多いように思います。
辺境に現われた新しさが時代を画することがあるのは、おそらく思想の伝播における終着点のように見えて、そこが同時に、別の思想卷からの思想の終着点であり、つまり思想の合流や混淆を経た結果、決定的な<転回>が生じることで新たな中心点となっていくからでしょう。
つまり、辺境とは一つの層から成り立つわけではなく、いくつもの越境や、外部と内部の交流が積み重なっていくことで出来上がる、臨界領域なのだと言えます。今週のあなたもまた、自分自身がそうしたひとつの転回となっていくはず。
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