「こんにゃく」を使った料理といえば定番は煮物ですが、ほかにもステーキや炒め物など、和洋中いろんな味付けで楽しめます。今回は、そんなこんにゃくのさまざまなレシピを、あく抜きの方法とともにご紹介♩主役級のおいしさを、ぜひご堪能あれ!
調理師 製菓衛生師 kii
こんにゃくを使って、何を作ろう?
ぷりっとした歯ごたえが楽しく、節約食材としても大活躍な「こんにゃく」。きちんと下ごしらえをすれば、いつもよりもおいしく感じるかもしれませんよ。今回はこんにゃくの下ごしらえ=あく抜きの方法から、そのあとの調理方法までご紹介していきます。
和洋中いろいろな味付けで大変身するこんにゃくレシピに大注目です!中までしっかりと味が染み込んだこんにゃくは、主役級のおいしさですよ。
こんにゃくのあく抜き方法
こんにゃくはそのあと調理方法によって、下ごしらえを変えるのがおいしくするポイントです。
煮物やおでん用の下ごしらえ
1. 使うサイズに切り分ける。
まず、料理で使うサイズにこんにゃくを切り分けます。
手でちぎるか、スプーンで切り分ける方法がおすすめです。断面積が大きくなることで、味が染み込みやすくなります。
2. 塩もみをする。
塩もみをして数分置くと、余分な水分が出てきます。この水分と一緒に、こんにゃく独特の臭みも出てきます。臭みを取り除くのと同時に、余分な水分をだして食感をよくすることができるんですよ。
3. 下茹でする。
沸騰したお湯にこんにゃくを入れて、3分ほど下茹でします。塩もみした塩分を取り除くのと同時に、こんにゃく臭さも取り除くことができます。
4. ざるにあげて、水気をしっかりと切る。
ざるにあげて水気をしっかりと切れば、下ごしらえは完了です。
【ポイント】
味を濃いめにつける煮物については、塩もみせずに下茹でのみにします。塩もみしてしまうと下味がついてしまい、そのあとの味がうまくのりません。薄味の煮物(おでんなど)は、ある程度塩味がついているほうが食べたときにしっかりと味を感じることができるので、おいしく仕上がりますよ。
炒め物や炒め煮用の下ごしらえ
1. 使うサイズに切り分ける。
使うサイズにこんにゃくを切り分けます。炒め物や炒め煮に使う場合は、薄切りは細切りが多いですね。もちろん大きめの場合は、手でちぎるか、スプーンで切り分ける方法がおすすめです。
2. 乾煎りする。
フライパンで油を引かずに炒めます(乾煎り)。余分な水分が抜けて、プリッとした食感になります。また、水分が抜けることで味も染み込みやすくなりますよ。