アボカドを上手に育てるためのポイント
水やりのポイント
アボカドは非常に乾燥に弱い植物です。ですから、水やりはこまめに行わなくてはなりません。しかし、やりすぎも根腐りの原因となります。その点を気にかけて育てなければならないので、難しいところではありますが、アボカドは分かりやすいサインを出してくれる植物なので、上手くタイミングを見て水やりをしましょう。
アボカドは水が足りなくなってくると元気のなくなった葉が下を向いてしまいます。このようになると水やりのサインです。潤いを取り戻すと、再び葉が生き生きと元通りになります。
水やりのサイクルは約1週間とされていますが、湿度や気温、そして環境によってこの期間の長さはさまざまです。また、春~秋には特に水切れしやすいということも覚えておきましょう。露地植えした場合は、発芽後しっかりと根づいたら、基本的に水やりをする必要はありません。
冬越しには気を付つけて!
アボカドは低温の状態に置いておくと葉が枯れることがあります。そのため、冬に近づくと冬越しの準備を始めましょう。
できれば気温5℃以上の所が好ましいので、外に置いてる場合は室内へ移してしまうのがよいかと思います。鉢植えしていた場合はそのまま移動できますが、露地植えしていた場合は、まず鉢に植え替えをしてから室内に移動させましょう。
もしも室内でも気温が低すぎるようでしたら、ビニール袋などをすっぽりとかぶせると保温になります。ちなみにアボカドの葉は、冬に完全に枯れ落ちてしまっても、茎がしっかりとしていれば新しい葉が春になると出てきます。
よく育つための肥料って?
アボカドを上手に育てるには緩効性の有機肥料や化成肥料、堆肥などが適しています。これらを土に規定量混ぜ込んでおくとよいでしょう。育てているうちに葉の先端部分が茶色っぽく変色してしまった場合、肥料を混ぜ込み過ぎている可能性が高いので、市販の液体かん水などを使って過剰分を洗い流すようにしてください。
アボカドの種は捨てないで!
簡単にどこのスーパーでも手に入るアボカド。しかも捨てるはずの種から植物が育てられるなんて、こんなよいことはありません。アボカドは誰でも比較的簡単に育てられる植物です。美容と健康によい栄養が豊富に含まれているアボカド、食べるだけではなく、ぜひ試しに種から栽培してみてはいかがでしょうか。