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「アルミ鍋」選びはここがポイント!しつこい黒ずみの落とし方も

レシピ

みなさんのご家庭にある鍋はどのような素材のものを使われていますか?さまざまある鍋のひとつであるアルミ鍋。軽くて手軽に購入できるのが特徴のひとつですよね♪この記事では使い勝手のよいアルミ鍋の特徴やお手入れ方法をご紹介していきます!

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アルミ鍋ってどんなもの?

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アルミで作られた「雪平鍋」はご存じでしょうか?ホームセンターや量販店で比較的安価で販売されており使い勝手がよいのでお持ちの方も多いでしょう。アルミ鍋の最大の特徴は、熱伝導率が高く、重さが軽いことです。

その特徴から雪平鍋以外にも、「ソースパン」や「寸胴鍋(ずんどうなべ)」などでも使われているので身近な存在ですよね。材質はアルミニウムで、表面はアルマイトやフッ素樹脂で加工されているものがほとんどです。

その材質ゆえに酸やアルカリに弱いので、料理を長時間入れて煮込んだり保存したりするのには向いていません。メインで使用というよりは、サブとして使う人が多いようです。

ステンレス鍋やホーロー鍋との違いは?

一番大きいな違いはその重量です。アルミ鍋は軽くて扱いやすいので、女性の方でも簡単に使用できます。しかしステンレスは金属製、ホーローは鉄やアルミニウムなどの金属素材の表面に、ガラス質の薬を高温で焼き付けて造られており、両者とも結構な重量があります。

この重さは熱伝導や保温性、耐性にも関係しており、一番軽いアルミ鍋は熱伝導がいい反面、冷めるのも早いです。また軽い分、衝撃や傷に弱く、変形しやすいのです。

一方、ステンレスやホーロー鍋は熱伝導が悪くなかなか温まらないのですが、冷めにくく保温性が高いのが特徴です。圧力鍋にステンレス製が多いのは納得できますね。素材も丈夫で、きちんと手入れをすれば非常に長持ちします。

アルミ鍋のメリット

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軽い

ステンレス製やホーローの鍋に比べると、驚くほど軽いのが特徴です。女性が片手で持ちながら取り分けたりしても、全く苦になりません。

例えばアルミ鍋で有名な雪平鍋を例に挙げます。一般的に4人家族であれば18cm程度の鍋になりますが、その大きさの鍋でなんと約400g。ステンレスやホーローであれば倍近い重量です。

お料理は毎日おこなうので、扱いやすい鍋やフライパンがあると負担なく続けられますね。しかし軽さゆえに、衝撃や傷に弱いのも事実。取扱いには十分に注意しましょう。

お値段が安い

もともと業務用に大量生産されたアルミ鍋は「安い」というイメージが付いてしまっていますね。確かに量販店で気軽に購入できる安価なものも沢山あります。初心者の方や、素材の異なる鍋を一式そろえたいという方には、安価なもので試すのもおすすめです。

しかし、今やアルミ鍋といっても多種多様。イタリアンシェフがソースパンやパスタを絡めるのに使っているものは、性能が高いためとっても高価!アルミニウムの素材やメーカー、ブランドによって価格は変わってきます。

熱伝導がよい

アルミは熱伝導率が銅の次に高いので、お湯もすぐに沸きます。少量のソース作り、また茹で卵、ひとり分のラーメン作りなど短時間で済ませたい料理には特におすすめです。

しかし、熱伝導がいいのに対し、保温性が低いので煮込み料理には不向きです。一般流通しているアルミの雪平鍋などに鍋蓋がないのも納得ですね。鍋に厚みがなく熱が伝わりやすいので、火力調整に気を付ければパパッと手早く料理が楽しめます。

アルミ鍋はIHで使える?

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近年、安全性や多彩な機能によりIHヒーターを導入しているお家も増えてきましたね。そこで注意したいのが、IHはガスとは異なり調理器具に制限があること。一般的に鉄かステンレスの鍋の使用を推奨していますので通常のアルミ鍋はもちろん、お気に入りのホーロー鍋やキャセロールが使えないこともあります。

そこで最近注目されているのが「オールメタル」が装備されているIHヒーターです。これなら鉄やステンレスの鍋だけでなく、アルミ鍋や銅鍋を使えます。お家のキッチンがどのタイプか確認しましょう♪

鉄・ステンレス加熱方式

IHとは電磁誘導加熱、つまり電磁調理器を意味しています。ガスを使わないので火も出ません。非常に安全性が高いのが魅力です。電磁誘導なので、どの鍋が使えるかは鍋底に磁石が付くかどうかで見分けることもできますよ。

光熱費を抑えたい方やすでにIH対応の鍋でそろえている方は、従来から標準タイプで装備されている鉄やステンレス対応のIHヒーターがおすすめです。どうしてもアルミ鍋が使いたい!そんな方は、IHに専用プレートを置いたり、IH対応のアルミ鍋を購入してくださいね。

オールメタル加熱方式

IHヒーターの中に、オールメタル加熱方式を採用したヒーターが登場しています。IHに「ALL METAL IH」と表示がありますので、気になる方は確認してみてください。このオールメタルが採用されたIHであれば、愛用していたアルミや銅鍋など、多くの種類の金属鍋を使用できます。オールメタル非対応のIHクッキングヒーターに比べ機器代金が高くなりますが、鍋選びに困ることはなさそうです。

熱伝導のよいアルミの雪平鍋や、中まで火の通った煮物をじっくり作りたい!という方にはオールメタルを検討してみてくださいね♪

アルミ鍋は黒ずみやすい?

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アルミ鍋の黒ずみの原因

とっても使いやすいアルミ鍋ですが、すぐに黒ずんでしまったなんて経験をされた方いませんか?

その黒ずみは、鍋のコーティング「酸化皮膜」が傷付くことではがれてしまい、アルミの素地が表に出てしまったことが原因で起こります。アルミ素地が料理中、もしくは水拭きしなかったことによって残った水分と、複雑な化学反応を繰り返すことにより黒色化反応(黒く見える状態)を起こします。

基本的に無害な成分ですが、黒ずんだ鍋で作るお料理は何だか楽しくありませんね。

どういった作用で黒ずむか、どんな食品やお手入れが原因か

アルミ鍋の素材は、もともと空気に触れると酸化しやすいのが特徴です。その酸化による腐食から守るために、アルミ鍋には人工的に薄い酸化皮膜(アルマイト)がコーティングされています。

そのアルマイトにも弱点があります。このアルマイトは酸性、アルカリ性の強い食材や料理と反応すると溶解、はがれてきてしまうのです。また、お手入れについても、ステンレス製のたわしでこすったり、空炊きも摩耗の原因となります。

黒ずみを予防する方法は?

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予防方法

アルマイトが溶解、はがれることで起こる黒ずみ。このアルマイトに似た皮膜を形成させてあげることが一番の予防です。

きれいに洗ったアルミ鍋で、米のとぎ汁と野菜のクズを一緒に15分ほど煮立ててください。こうすることで表面がコーティングされ、酸化による変色や傷付きを軽減できます。もちろん人工的なアルマイトほどの強度はありませんので、定期的なお手入れとしてすることをおすすめします。

また、調理後はきちんと汚れを落とし「水切りをして乾かすこと」を忘れないようにしてください。

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