結成10周年を迎えるU-KISSが、3月21日にニューアルバム『LINK』を発表。これまで、メンバー変更、リーダーのスヒョンさんの入隊と、大きな変化がありました。今回は、アルバムについてはもちろん、ファンとの“LINK=絆”、ジュンさんが見事1位に輝いたオーディション番組「THE UNIT」についてうかがいました。
写真・大嶋千尋 動画・千葉諭 文・小泉咲子
【ペンになってもいいですか!?】vol. 52
ファンとの固いLINK=絆
――盛り上げ上手のスヒョンさんが兵役中で、この場にいません。
キソプ 正直、スヒョンさんがいてもいなくても、U-KISSはみんなうるさいです(笑)。
フン 前は、僕とスヒョンさんのふたりが話しているのを他のメンバーが見守ってくれていた感じがありましたが、今は「スヒョンさんの分まで頑張ろう」という気持ちが全員にあるから、僕が話していてもよく入ってきてくれるし、日本語の実力も上がっています。スヒョンさんが入隊してみんな不安だからこそ、残りのメンバー同士間の信頼がより大きくなりましたし、チームワークもよくなりました。
――ニューアルバム『LINK』に収録されている新曲「No Regret」の魅力は?
キソプ ダンス! U-KISSはダンスグループなので、みんなで歌いながらダンスするのがポイントです。
ジュン 今までのU-KISSの曲とは違う感じがします。J-POPっぽいので、日本のファンのみなさんは聴きやすいと思います。
Hoon(フン)。
――これまでの人生での “Regret=後悔” は?
キソプ ママがピアノの先生なので、キソプに「勉強のためにピアノをやって」と言い続けてたんですけど、子どもだったから友だちと遊びたくてやらなかったんです。あの時、ちゃんとやっておけば、アーティストとして曲を作るのにすごく役立ったのになあと……。パパやママの言うことは、聞いたほうがいいです(笑)。
イライ 僕もキソプと同じで、ベースの練習を諦めずにやればよかった……。やっぱり、子供時代は友だちと遊ぶことのほうが楽しいんですよね。
フン 僕は、なんでもっと早く芸能界に入らなかったのかと……。テコンドーの選手だった約10年間に、芸能活動をしていたらって思いますね。
ジュン 僕も、練習生になったのが14歳なんですけど、小学生の頃から準備しておけばよかった~! 気持ちと実力をこのまま持って、過去に戻れたらいいのに(笑)。
KiSeop(キソプ)。
――同じく新曲の「Compass」について教えてください。
フン 日本では、コンパスと聞くと羅針盤をイメージする方が多いそうですが、算数の時間に使うコンパスありますよね? タイトルは、そっちを指しています。コンパスが円を描くように、何があっても互いに信じ合っていれば、最後にはいつもの同じ場所に戻るという意味が込められているんです。キソプさんが作詞作曲したんですよ。
キソプ ファンのみなさんへの感謝の気持ちを、本気で込めて作ったんです。大切な思い出を胸に、U-KISSとKISSmeが一緒に歌って楽しめるようにしました。
イライ 僕のラップパートを英語で書いてくれたキソプに、心の底から感謝です(笑)。
キソプ イライさんのことを思って、イライさんが得意な英語で作詞しました(笑)。
Eli(イライ)。
――新曲以外でおすすめは?
フン スヒョンさんのソロ曲!
キソプ 活動曲としてはいちばん新しい「Beginning」も収録されています。
フン キソプは、自分で作った「FLY」じゃないの?(笑)
キソプ …(笑)。「FLY」は、初めてリード曲になったので、アルバムにも収録されて、キソプとしても嬉しいです!
――アルバムタイトル『LINK』は、KISSmeから応募して選ばれたとか。どんな “LINK=絆” を感じますか?
フン U-KISSは、ファンのみんなを不安にさせたことがいっぱいあって、ほんとうに申し訳ないです。にもかかわらず、僕らを信じてついてきてくれたKISSmeに、僕らは死ぬまで感謝しなきゃいけない。成長した姿をお見せして、喜ばせないと。
ジュン 僕も、死ぬまで、KISSmeの前で歌って踊っていきたいです。ほんとうに申し訳ない気持ちでいっぱいですが、みなさんのおかげで、今もこうして兄貴たちと頑張れています。ありがたいですね。
イライ KISSmeは何があっても信じ、僕らの隣りで応援してくれて、心から感謝しています。
キソプ U-KISSがみなさんのそばにいることは、これからも変わりません。それは絶対に守って、ずっと一緒にいたい!
ジュン 今のU-KISSを守り、U-KISSとして、僕たちがやりたい音楽をやり続けます!
Jun(ジュン)。
ジュンがオーディション番組で1位に!
――ジュンさんが韓国オーディション番組『THE UNIT』で1位に輝きました。おめでとうございます!!
ジュン (椅子から立ち上がって)ありがとうございます!
フン 僕は、ジュンが1位になると信じていました。だって、うちの自慢の子ですから!
キソプ ジュンは、番組のオーディションに行く前に「僕が1位になります」と宣言したんですよ。
フン そう! あの時、僕はたまたま隣りのスタジオでドラマの撮影をしてたんですけど、いきなりジュンと出くわして「絶対に1位になるから信じてください」って。
――有言実行! その発言は、ほんとうに自信があったから? それとも、口にすることで自分自身を奮い立たせていたんですか?
ジュン ほんとうに自信がありました。
フン かっこいいな〜!
ジュン (照れながら)兄貴たちの隣で4年間勉強してきましたから、どんなミッションが出ても、すべて乗り越える準備はできていました。なので、「誰が番組に出ても、僕の勝利です」とインタビューで答えたんです。僕のことを知らない人には自信家と思われただろうし、もし、1位が取れなかったら、いろんな意味でヤバかったです(笑)。
イライ 1位を取ってくれたジュンには感謝です。実は、僕の友だちの大学教授が生徒たちに投票を呼び掛けてくれたんです。
フン ジュンの1位は、イライさんのおかげでもあったのか(笑)。
ジュン ありがとうございます!!
――そもそもジュンさんはなぜ番組に出ることに?
ジュン 実は、出たくなかったんです。あの番組のコンセプトは、失敗したアイドルの再生。僕は、失敗したとは認めないです。U-KISSというチームに愛情も、誇りも持っていますから。
キソプ ジュンは、僕たちのために頑張ってくれました。何があっても「U-KISSの兄貴たち」と言ってくれて感動! すごく睡眠時間が少なかったんでしょ?
ジュン 1日2時間とか、短いと30分とか……。
キソプ あんなにツラそうなジュンは初めて見た。
イライ 若くてエナジーいっぱいのジュンなのに!
フン U-KISSでは僕らが大変そうにしていると、ジュンが「兄貴! 頑張りましょう」と率先して言ってくれるから元気になるんだけど。
ジュン あと大変だったのは、知らない人が60人もいたこと(笑)。どうしたらみんなとうまくやっていけるかばかり考えてました。
フン 番組に出ていたジュンは、僕らさえも知らないジュンだった。今まではU-KISSの末っ子として頑張ってきたけど、リーダーやメインボーカルになったり、ダンスを作ったり。兄貴としては、今後のU-KISSの活動で、ジュンのリーダーシップを利用しようと目論んでるから(笑)。
ジュンさんの『THE UNIT』での活躍で、活動に弾みがついたU-KISS。動画では、Kissmeと新たな絆を結ぶ公約をしてくれます。